日本ネイリスト協会はこのほど、「ビジネスシーンでのネイル」に関する調査の結果を公表した。
同調査は、全国の20代~40代の有職者一般職女性計400名と、管理職男女計100名を対象に、10月15日から20日にかけてインターネット調査で実施した。
OKネイル VS NGネイル
「10種類のさまざまなネイルアートの中から色やデザイン別に受ける印象」を調査した。その結果、「ホワイトフレンチ」が高い支持を獲得した一方、最も不人気だったのは「アニマル柄」、次いで「ロックスタッズ」だった。
また、クリア、ベージュ、ホワイトといった清潔感を演出するカラーがトップ3を占めた。これは働く女性/管理職ともに結果が同一となっており、職場でのネイルデザインについてのOK/NGラインの認識はともに一致していることがわかった。
オフィスでのネイルは昔よりも寛容に?
働く女性400名に対して「ビジネスシーンにおいてネイルをすること(もしくはしている人)についてどう思うか」と聞いた。その結果、「特に問題ないと思う(45.0%)」、「やや気になるが問題ないと思う(31.8%)」、「好感度が高い(3.3%)」と、8割以上の人が問題なしと回答した。
「ネイルをしていて仕事に支障をきたしたことがあるか」という質問に対しても、9割近く(88.1%)が「ない」と答えた。また、「ネイルをしていてよかったと思ったことがある」という人も7割以上(73.8%)いた。理由として「気分が上がる(84.9%)」、「美意識が高まる(45.2%)」といった回答が多数を占めた。
「昔と比べて職場でのネイルアートに対する寛容度が変化しているか」を管理職に聞いた。その結果、自分が新入社員だった頃と比べて「寛容になっている(76.0%)」と感じている管理職が4人に3人おり、ビジネスシーンにおけるネイルに対する風当たりは随分とよくなっていることが伺えたという。
「部下のネイルアートに対しての管理職の印象」は、「肯定派(とても良い、良いと思う)」が51.0%、「否定派(あまり良いと思わない、良いと思わない)」が49.0%と、ほぼ五分五分の結果となった。しかし男女別では、72.0%の男性上司が否定派であったのに対し、女性上司は好印象派が72.0%と、逆転現象が起きた。