アスクは12日、Sapphire Technology製グラフィックスカードの新モデルとして、8GBの大容量メモリを備えたRadeon R9 290X搭載カード「VAPOR-X R9 290X 8G GDDR5 TRI-X」を発表した。11月上旬に発売し、店頭予想価格は税別で7万円台前半の見込み。

VAPOR-X R9 290X 8G GDDR5 TRI-X

グラフィクスメモリをリファレンスの4GBから8GBへ増設したモデル。また、動作クロックを最大1,000MHzから1,030MHz、メモリクロックを5,000MHzから5,500MHzへとオーバークロックしている。電源回路ははVDDC用に10フェーズ、VDDCI、MVDDに各1フェーズを搭載する「Aero 10」デザインを採用する。

トリプルファン仕様の「Tri-Xクーリング」に加えて、5本のヒートパイプを組み合わせたヒートシンクや、ベイパーチャンバー採用のベース部、バックプレートによって効率的な冷却を実現するという。また、60度以下でファンの動作を自動的に制御し、アイドル時と低負荷時の騒音を低減する「インテリジェント・ファン・コントロール」機能を搭載する。

主な仕様は、SP数が2,816基、ベースコアクロックが1,030MHz、メモリクロックが5,500MHz、メモリが512bit接続のGDDR5 8GB、PCとの接続バスインタフェースがPCI Express 3.0 x16。映像出力インタフェースはHDMI×1、DL-DVI-D×2、DisplayPort×1。補助電源コネクタは8ピン×2。本体サイズは約W305×D114×H47mm。