米Microsoftは11日(米国時間)、5インチWindowsスマートフォン「Microsoft Lumia 535」を発表した。11月中の発売を予定しており、中国、香港、バングラデシュなどで市場展開する。価格は110ユーロ(約16,000円)。
「Microsoft Lumia 535」は、5インチIPS液晶ディスプレイ(960×540ピクセル)搭載のWindowsスマートフォン。同社は10月に、「Lumia」シリーズの名称を「Nokia Lumia」から「Microsoft Lumia」に変更しており、「Microsoft Lumia 535」は名称変更後初のモデルとなる。名称が変更されたことで、背面の「NOKIA」ロゴが消え「Microsoft」のロゴが入っている。
また、「Microsoft Lumia 535」は、これまでの「Lumia」シリーズ同様、価格を抑えた新興国向けのモデルとなっている。セルフィ(自撮り)のための機能が充実しており、インカメラには500万画素の広角レンズを搭載する。撮影した写真は、専用のアプリ「Lumia Selfie」を使用することで、補正やエフェクトを加えられるほか、「Instagram」や「Twitter」などのSNSと連携しすぐに写真を共有できる。
「Microsoft Lumia 535」の主な仕様は次の通り。OSは、Windows 8.1。CPUは、Qualcomm Snapdragon 200(1.2GHz クアッドコア)。内蔵メモリは1GB。ストレージは8GB。外部ストレージはmicroSD。クラウドストレージ「OneDrive」が無料で15GBまで使用できる。サイズ/重量は、高さ約140.2mm×幅約72.4mm×厚さ約8.8mm/約146g。バッテリー容量は1,905mAh。3G接続時の最大連続通話時間は13時間。カラーバリエーションは、Orange、Green、Dark Grey、Cyan、Black、Whiteの6色。
通信面では、下り最大42.2Mbps/上り最大5.76Mbpsの3G(2,100MHz/900MHz)、下り最大236.8kbps/上り最大263.8kbpsのGSM(850MHz/900MHz/1,800MHz/1,900MHz)をサポート。そのほか、IEEE 802.11 b/g/nに準拠したWi-Fi、Bluetooth 4.0などに対応している。