『ウルトラマン』シリーズの最新作となる特撮映画『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦! ウルトラ10勇士!!』の製作発表会が都内で開催され、2015年3月14日に全国公開されることが明らかになった。
11月10日に日産グローバル本社ギャラリー内NISSANホールで開催された製作発表会には、礼堂ヒカル役の根岸拓哉、ショウ役の宇治清高、陣野隊長役の大浦龍宇一、アリサ隊員役の滝裕可里、ゴウキ隊員役の加藤貴宏、一条寺友也役の草川拓弥、サクヤ隊員役の小池里奈、マナ(アンドロイド・ワンゼロ)役のアイドルグループ・でんぱ組.incの最上もがというメインキャストに加え、劇場版に出演する春野ムサシ役の杉浦太陽、女戦士・アレーナ役の小宮有紗、そして坂本浩一監督が登壇。さらに、ウルトラマンギンガをはじめ、ビクトリー、ティガ、ダイナ、ガイア、コスモス、ネクサス、マックス、メビウス、ゼロのウルトラ10勇士も駆けつけ、 スペシャルゲストとして本作の挿入歌「英雄の詩(うた)」を手がけるTHE ALFEEの高見沢俊彦も登場し、豪勢でにぎやかな発表会となった。
劇場版の撮影に全身全霊で挑んだという根岸は「杉浦さんの『ウルトラマンコスモス』を観て育った世代なので、子供の頃のヒーローと共演できて光栄です」と語ると、プライベートでも根岸と交流のある杉浦は「『ウルトラマン』シリーズは世代を超えてつながっているので、僕の中での誇りです」と、再びコスモスを演じる喜びをあらわに。そして、ウルトラ戦士を封じ込めることができる"魔鏡"を持つ女戦士アレーナ役を演じる小宮は「戦う女性に憧れていたのでうれしいです」と話し、「60分にぎゅっと中身が詰まっているので、何回でも楽しめます!」と本作をアピールした。
大浦は「UPGの隊員が増えるというのは隊長としてすごくうれしいことです」と誇らしげに語り、滝は「劇場版では、いつもはクールなアリサのちょっと違った一面が見られますので、楽しんでください」、加藤は「最終話から少し進んだ先の話になりますので、TVシリーズの展開と合わせて楽しんで欲しい」と、TVシリーズとは異なる物語の期待感を煽っていた。続く草川は「UPGの研究員になってカタカナの長い台詞が多くなり、台本をひたすら読んで覚えました」と役作りに没頭した模様。小池は「TVシリーズでは地底人の役でしたが、劇場版では可愛らしい隊員服を着れて幸せです」と話しながら、劇場版ではアクションシーンも披露していることを伝えていた。
TVシリーズ後半でマナという名前をつけてもらったアンドロイド・ワンゼロ役の最上もがは「劇場版でUPGに加わりますが、それまでのお話もマナの色々な変化が楽しめると思います」と役どころを説明し、敵役から仲間になっていくプロセスも見どころになっているという。そして、『パワーレンジャー』シリーズや『仮面ライダー』シリーズ、『スーパー戦隊』シリーズなどの数々の特撮作品を手がけてきた坂本監督は、「キャスト、ヒーロー色々な人たちの沢山のアクションシーンで上映時間があっという間に感じられると思います。瞬きしない様に楽しんでください」と自信をのぞかせていた。そして、『ウルトラマン』シリーズのために数々の名曲を手がけてきた高見沢は、「新シリーズが始まって、これからのギンガとビクトリーがどうなるか、そしてどんな映画になるか楽しみにしていますので、応援よろしくお願いします!」と、本作への期待を寄せた。
『ウルトラマンギンガS』は、2013年に放送された前作『ウルトラマンギンガ』から2年後の世界が舞台。新ヒーローの「ウルトラマンビクトリー」に加え、ウルトラマンタロウから新たな力を得てパワーアップした「ウルトラマ ンギンガストリウム」が登場し、神秘のエネルギー水晶体・ビクトリウムをを狙うチブル星人との戦いが描かれており。TVシリーズは、テレビ東京系6局ネットで放送中の『新ウルトラマン列伝』内(毎週火曜日18:00~18:30)で放送中。そして、映画『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦! ウルトラ10勇士!!』では巨大な時空城が出現し、新たな敵にギンガとビクトリーが立ち向かう物語になるという。
(C)2015「劇場版 ウルトラマンギンガS」製作委員会