ユニットコムグループのショップであるパソコン工房が販売する「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」の推奨PCが「ID8i-GS7100-i7-RXB-FFXIV」だ。ミドルサイズのタワー型デスクトップPCで、別途ディスプレイを組み合わせて利用することになる。ディスプレイと同時購入することも可能だが、今回は本体のみで購入するパターンを想定して試用してみた。
マットブラックのタワー型ケース
本体は黒基調の素材を採用している。正面から見ると目立たないが、天面の一部が少し斜めにそぎ取られたような形になっているケースだ。全体的にはマットな樹脂や、ヘアライン加工が施された部品など光沢のない素材を使っている中で、この斜めの部分だけ光沢のあるパーツが採用されている。
本体サイズはW198×D479×H461mmだ。構成によって本体重量は変化するが、ケース自体は比較的軽い。標準的な仕様では光学式ドライブで5インチベイを1つ使っているが、フロントインタフェースは別に用意された上で2つのベイが空いている。拡張性は十分といったところで、購入後に手を入れながら長く使いたいユーザーにもよいだろう。
天面の後ろ側はメッシュになっており、大きなファンが内蔵されているのが見える。本体右側面は特に何もないが、左側面の後ろ側にも大きなメッシュがあり、十分な空気の流れが確保されているケースであることがわかる。
HDDも取り付けられるインタフェース群
インタフェースはタワー型マシンだけに豊富だ。まずフロントインタフェースを見てみよう。最上部の5インチベイに光学ドライブをとりつけ、その上がフロントインタフェースとなっている。USB2.0ポート×2、USB3.0ポート×1、マイクジャック、ヘッドフォンジャックが並んでいる。USB2.0端子をオーディオジャックを挟む形で設置したおかげで、少々大型の機器などをとりつけても隣と干渉しにくいのがよい。
背面は、マザーボード側のものとしてPS/2ポート、USB2.0ポート×2、USB3.0ポート×4、DVIポート、有線LANポートと、各種オーディオジャック類がある。また、試用機はグラフィックス機能としてNVIDIA GeForce GTX 760 2GB GDDR5を搭載しているのだが、こちらにDVIポート×2、HDMIポートが用意されている。
フロントにはUSB2.0ポート×2、USB3.0ポート×1、マイクジャック、ヘッドフォンジャックがある |
背面はマザーボード側にPS/2ポート、USB2.0ポート×2、USB3.0ポート×4、DVIポート、有線LANポート、各種オーディオジャック類があり、グラフィックスボード側にDVIポート×2、HDMIポートが用意されている |
おもしろいのは、天面に用意されている「SATA」と書かれたキャップの中身だ。ここはドッキングコネクタとなっており、一般的なSATA接続のHDDやSSDを接続することができる。別のPCからデータを移動させたい時や、余っているストレージを有効活用させたい時によいだろう。机下等にマシンを設置した時にデッドスペースになる部分だから、外付けHDDを設置するよりも扱いやすいかもしれない。