ソフトブレーン・フィールドはこのほど、30代~40代の既婚女性を対象に実施した「家事」についてのアンケート結果を発表した。調査は9月17日~23日に行われ、有効回答数は1,038名(平均年齢45歳)。
働く主婦の4割が「十分に家事ができていない」と回答
調査ではまず、現在の家事について十分にできているかを聞いたところ、「十分にできている(6.4%)」、「だいたいできている(54.7%)」、「あまりできていない(34.7%)」、「全然できていない(4.2%)」という結果に。「できている」人が6割、「できていない」人が4割となった。
この結果を、仕事をしている人と、していない人とに分けてみたところ、仕事をしている人の42.1%が「できていない」と回答したのに対し、仕事をしていない人は27.9%だった。なかなか家事に時間を割くことができない働く主婦の現状が浮き彫りとなった。
では、不十分になりがちな家事とは何か。調査した結果、仕事をしている人も、していない人も、「部屋掃除」がトップだった。そのほか「風呂掃除」「その他掃除」「トイレ掃除」「料理」などが上位に並び、いずれも仕事をしている人のほうが、していない人よりも「十分にできない」と感じている傾向が見られた。
時短したい家事1位は「料理」
続いて、「最も」時短したい家事について尋ねたところ、仕事をしている人は「料理(33.0%)」を筆頭に、「部屋掃除(28.2%)」「洗い物(8.8%)」と続いた。また、仕事をしていない人も1位「料理(40.8%)」、2位「部屋掃除(24.5%)」となったが、3位には「風呂掃除(9.9%)」が入った。
続いて、家事を時短するために心がけていることについて聞いたところ、1位は「ながら家事(39.5%)」、2位が「レンジ料理などの利用(30.6%)」、3位が「食器洗浄機の利用(27.0%)」となった。
具体的な時短方法としては、「ご飯を作る時に洗濯機を回したり、ご飯を炊いてる間に入浴や軽い拭き掃除をするなど」(30代)、「料理の下ごしらえの時は夕食の準備をしながら、ついでにお弁当用に材料を刻んでタッパに入れておく。洗濯はできるだけすすぎ1回タイプの洗剤にする」(40代)など、それぞれの家事で効率が良くなるような工夫が多数寄せられた。
ちなみに、業者や専門家に頼んでみたい家事についても調査した結果、自分ではできない「エアコン・クーラーの掃除(54.8%)」が1位となった。