富士重工業は7日、2014年中に欧州にて販売を開始するスバルの新型「アウトバック」に、スバルの欧州仕様車として初めて、同社の運転支援システム「EyeSight」を搭載すると発表した。
EyeSightは、ステレオカメラのみで、歩行者や自転車も対象としたプリクラッシュセーフティ機能や、全車速追従クルーズコントロール機能を実現した運転支援システム。日本では2008年5月に発売されて以来、ユーザーから高い評価を受けているという。
また、EyeSightを搭載したスバル車が、米国でIIHS(道路安全保険協会)の2014年安全評価の前面衝突予防性能試験において最高評価「Superior」を獲得したほか、日本の国土交通省とNASVA(自動車事故対策機構)が実施する予防安全性能アセスメントにおいて最高評価であるJNCAP「先進安全車プラス(ASV+)」に選定されるなど、第三者機関からの評価結果も優れた内容となっている。
2014年6月以降に日本と北米で順次導入している新型EyeSight「EyeSight(ver.3)」については、ステレオカメラを全面的に一新し、視野角と視認距離を約40%拡大することで、予防安全・運転負荷軽減機能を更に進化させた。今回は、日本、豪州、北米に続いて欧州でも新型EyeSightを初採用し、海外市場におけるEyeSight展開を拡大していく。