エアバス(本社: フランス トゥールーズ)とJALは11月5日、開発中の旅客機A350 XWBが11月19日に羽田空港へ飛来することを発表。A350が日本に飛来するのは今回が初めてとなる。

初号機はカタール航空に年内引き渡し

今回飛来するA350 XWBは、9月30日に欧州航空安全庁から型式証明を取得したA350-900(MSN5)。飛来はアジアエリアを巡るツアーの一環で、日本によるのは羽田のみの予定となっている。

A350 XWBはこれまでに世界中の39社から750機の受注を獲得しており、日本ではJALが合計56機(確定31機とオプション25機)を発注している。A350 XWBは276席から369席を装備する最新鋭の長距離用中型航空機で、顧客と密接に関係しながら開発したA350 XWBは、快適性や運航効率性、コスト効率性における業界の新基準を確立したという。

なお、ローンチカスタマーであるカタール航空には、年内に初号機が引き渡される予定となっている。