アイ・オー・データ機器は5日、パーソナルクラウドストレージ「ポケドラクラウド」(HLS-C)シリーズを発表した。容量が500GB / 1TB / 2TBの3モデルを用意。12月上旬より発売する。価格(税別)は500GBが16,500円、1TBが22,100円、2TBが28,800円。

ポケドラクラウド

自宅のネットワーク環境に有線LAN接続して、外出先のスマートフォンなどからアクセスできる三角柱型のパーソナルックラウドストレージ。設定が簡素化されており、スマートフォンに専用アプリ「Remote Link Files」をダウンロード後、パッケージ記載のQRコードを撮影することで使用できるようになる。

「Remote Link Files」は11月中旬に提供予定で、ファイルのブラウズやソート、検索機能などを備える。また、画像/動画/音楽の再生、ファイルのアップロード/ダウンロードに対応し、アクセス権の共有も可能だ。これらの設定はPCを使うことなく、スマートフォンだけで設定できる。

インターネットを介した接続はP2P技術を使っており、アイ・オー・データ機器のサーバを通じてスマートフォン(タブレットやPCでもかまわない)とポケドラクラウドが紐付けられたあとは、P2P接続となる。

多段ルータ超えに対応しているのも大きな特徴だ。例えば、マンションの集合ルータから各戸へインターネット回線が引かれ、各戸でもルータを設置しているような環境でも、ポケドラクラウドに対してインターネット経由でアクセスできる。

クラウドストレージとの連携にも対応し、「Doropbox」や「フレッツ・あずけ~る」などを利用してデータ連係が可能。「ポケドラクラウド」同士での自動同期や、PCなどの指定フォルダとの同期もサポートする。

インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×1。本体サイズは約W85×D79×H130mm、重量は約340g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.7~10.9、Android 4.1~4.4.4、iOS 7~8。