北海道道南地域並行在来線準備株式会社は、2017年3月の北海道新幹線新青森~新函館北斗間開業と同時に並行在来線としてJR北海道から営業分離する江差線五稜郭~木古内間の運営を引き継ぐ新会社(第3セクター鉄道)の社名を募集している。
募集期間は11月23日まで(当日消印有効)。郵便はがき、または函館市役所、北斗市役所、木古内町役場、渡島総合振興局などに設置の募集チラシ裏面の応募はがきを切り取り、準備会社宛に郵送するか、チラシ設置箇所の応募箱に投函して応募する。北海道道南地域並行在来線準備株式会社ウェブサイトの応募フォームからも応募できる。
会社名の前後どちらかに「株式会社」を付けること以外、とくに条件はなく、「鉄道」の文字を入れるかどうかも自由。文字制限もとくに設けないが、「皆さまに末永く親しんでもらえるような名称を選考したいと考えておりますので、趣旨をご理解の上、ご応募ください」と同社。選考時の参考とするため、会社名の理由を簡単に添えることとなっている。
年齢や居住地を問わず、誰でも応募可能。1人で複数の名称を応募しても良いが、同一名称は1人1通とする。沿線自治体などから選任した選考委員会での選考を経て、12月下旬に新会社の名称を発表する予定だ。
北海道道南地域並行在来線準備株式会社は今年8月、北海道、函館市、北斗市、木古内町の出資により設立され、現在は北海道庁内(北海道札幌市)に本社を置く。2015年3月に鉄道事業許可申請を行い、6月頃の事業許可取得をめざす。夏頃には増資を実施するとともに、本社を函館市に移すとしている。