フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、愛知県豊橋市にある国内最大の輸入車インポート施設「豊橋インポートセンター」の「テクニカルサービスセンター」の勤務体制を2交替制に変更すると発表した。出荷前整備と出荷の機能を担う同部門の稼働時間延長により、拡販に対応できる体制を整える。

豊橋インポートセンター内テクニカルサービスセンター

豊橋インポートセンターは1992年、愛知県豊橋市に竣工し、年間処理能力10万台規模で操業している。国内にある輸入車インポート施設としては最大規模であり、総施設面積は東京ドーム約8個分にも達する。

施設内には、フォルクスワーゲン専用に設けられた車両陸揚げ用の埠頭、正規販売店へのパーツ出荷を担う中央部品倉庫、約6,500台の車両を保管できる「カーサイロ」、そして フォルクスワーゲン グループ ジャパンの本社ビルが集結している。

このインポートセンターで陸揚げされた車両の出荷前整備、完成検査証の発行、全国の販売店への出荷を担うのが「テクニカルサービスセンター」。フォルクスワーゲンに加え、アウディ、ポルシェ、ベントレー、ランボルギーニの出荷前整備なども担っている。

昨年は、フォルクスワーゲンが過去最高の登録台数を達成したこともあり、年間整備台数が年間最大処理能力である10万台にすでに到達していた。こうした状況を鑑み、国内の輸入車インポーターとして初めて2交替制を導入。車両整備能力を増強し、フォルクスワーゲン グル―プブランド各社の拡販に対応できる体制を整える。