ニコンは11月4日、同社製レンズ交換式カメラ用「NIKKOR(ニッコール)」レンズの累計生産本数が10月下旬で9,000万本を達成したと発表した。
1959年に日本光学工業(現:ニコン)が一眼レフカメラ「ニコンF」と同時に「NIKKOR-S Auto 5cm f/2」などを発売して以来、
ニコン一眼レフカメラ用「NIKKOR」レンズが最初に発売されたのは1959年。一眼レフカメラ「ニコンF」と同時に「NIKKOR-S Auto 5cm f/2」などが発売された。この発売以来、日本光学工業時代から社名が変わってニコンに至るまでの時代、同社は一眼レフカメラ用、およびミラーレス一眼カメラ「Nikon 1」用の交換レンズを多数投入。2014年1月には累計生産8,500万本を達成していた。
また、ニコン独自のAF駆動用超音波モーター「SWM(Silent Wave Motor)」を搭載する「NIKKORレンズ」も累計生産5,000万本を達成したことが発表された。SWMは超音波振動を進行波に変換することで、回転エネルギーを生じさせフォーカス光学系を駆動させるもの。1996年発売の「AI AF-S Nikkor 300mm f/2.8D IF-ED」で初めて搭載され、2004年以降は全ての一眼レフカメラ用「NIKKOR」レンズに搭載されている。