人気グループ・嵐の櫻井翔が、2015年1月3日にフジテレビ系で放送される新春ドラマスペシャル『大使閣下の料理人』(放送時間調整中)で初めて料理人役を演じ、主演を務めることが4日、明らかになった。櫻井がフジテレビ系のドラマで単独主演を務めるのは、2013年4月クールの『家族ゲーム』以来となる。
『謎解きはディナーのあとで』では執事、『家族ゲーム』では家庭教師など、これまでさまざまな職業を演じてきた櫻井。今回初の料理人役となる大沢公(おおさわ こう)は、温厚で思いやりがありながらも、料理になるとあらゆるものを優先する"料理バカ"な一面を持っている。一流ホテルのフレンチで副料理長を務めていたが、客の顔が見えない仕事に疑問を抱いていた中、公邸料理人の募集を知る。
原作は1998年から2006年まで連載され、累計190万部を突破した同名漫画。作者の西村ミツルが実際に日本大使公邸の料理人を務めていたことから、リアリティな描写が話題になり、2002年には文化庁メディア芸術祭・マンガ部門で優秀賞を受賞した。ドラマでは、在ベトナム日本大使館の公邸料理人となった公が料理を振る舞うことで、外交の駆け引きに影響を及ぼしていく。
自身が演じる大使公邸の料理人を、「その世界は時に料理の技術だけでなく、熱い想いが必要となります」と受け止めている櫻井。原作の魅力を「さまざまな思惑の入り乱れる外交の世界を、料理というアプローチでアシストしていくその姿に、原作をひたすらに読み進めてしまいました」と振り返り、視聴者に向けて「人間と人間のぶつかり合い、そして支え合う姿を、たくさんの華やかな料理と共にお届けできたらと思います。お正月に家族そろって、お腹空かせてご覧ください(笑)」と呼びかけている。
1月3日に放送されるフジテレビ系のスペシャルドラマは、過去3年連続で嵐のメンバーが主演を務めている。2012年は『もう誘拐なんてしない』で大野智、2013年は『ラッキーセブンSP』で松本潤。櫻井は、2014年の『鍵のかかった部屋SP』で再び主演を務めた大野からのバトンを受け取る形となる。