ルノー・ジャポンは、「ルノー アジアデザインスタジオ」の代表を務めるクリストフ・デュポン氏の初来日について発表した。日本最大級の総合クリエイティブイベント「TOKYO DESIGNERS WEEK 2014」(会期終了)への出展にともない、来日したという。
「TOKYO DESIGNERS WEEK2014」でルノーは、企業としては最大規模となるブースを出展。「ルーテシア」を展示し、触れることができるプロダクションマッピングによってルノーデザインを表現した。その開催初日である10月25日に、デュポン氏は「RENAULT DESIGN PRESENTATION」を実施。デザインフィロソフィーをルノー車に取り入れて行くためのデザイン戦略「サイクル・オブ・ライフ」に加え、ルノーデザインが今後どのような発展を見せるかに関して、プレゼンテーションを行った。
ルノーのデザインフィロソフィーについて、「ルノーは人を中心にクルマをデザインする。シンプル、官能的、温かみの3つをキーワードに、人々が快適に過ごせるよう居住性を重んじ、ライフ(生活)をデザインの中心に据えている。それを表現するために、自然界の曲線をモチーフにしている」とデュポン氏は語った。
「サイクル・オブ・ライフ」に関しては、「6つのライフステージをひとつのサイクルと考え、このサイクルを通じてブランドと人をつなぐことを目的とするデザイン戦略。人と人が出会い恋に落ち(LOVE)、ふたりは世界中を旅し(EXPLORE)、家族を持ち(FAMILY)、働いて充足し(WORK)、余暇を楽しみ(PLAY)、そして賢さを得る(WISDOM)という6つのライフステージがあり、各ライフステージに合ったコンセプトモデルが発表され、いくつかの市販モデルも発売されました」と説明した。