いまや通販といえばWebブラウザを連想するほど、「オンラインショッピング」のインターネット化は進行した。本やCDは言うにおよばず、酒などの嗜好品や食料品、服や靴といったありとあらゆるものがオンラインで販売されている。しかもここ数年で急速にスマートフォン対応が進み、買い物がしやすくなった。いつも生活物資は職場からiPhoneで注文、という消費者も多いことだろう。
それだけオンラインショッピングが日常的な行為になると、スマートフォン側でさらに使いやすくする工夫も必要だ。Appleも世のすう勢を考慮してか、Safariに「クイックWebサイト検索」という機能を追加した。この機能を利用すれば、オンラインショッピングサイトにアクセスすることなく、直接URLバーから目的の商品を検索することができるのだ。
使い方はかんたん。Amazonや楽天などのショッピングサイトにアクセスし、何度か商品検索をすればOK。それだけでシステムに「Webサイトショートカット」として登録され、以降は「amazon スコッチウイスキー」や「rakuten シングルモルト」のように、サイト名の一部(ドメイン名)と商品名の組み合わせをURLバーに入力すればサイト内検索を実行できる。通常はGoogleなどサーチエンジンを利用した検索が実行されるが、WEBサイトショートカットに登録されたサイトであればサイト内検索に処理が引き継がれるのだ。
この機能は必要ない、一時的に無効化したいという場合には、『設定』→「Safari」→「クイックWebサイト検索」の順に画面を開き、「クイックWebサイト検索」スイッチをオフにしよう。必要ないオンラインショッピングサイトが登録されてしまった場合も、この画面から削除することができるので心配はいらない。