毎年何かしらある学校行事に対して、授業と違う雰囲気でうれしい反面、気が重く感じる人も多かったのではないだろうか。マイナビニュース男性会員266名に、学生時代一番憂鬱だった学校の行事について聞いた。
Q.学生時代一番憂鬱だった学校の行事は何ですか?
1位 マラソン大会 34.6%
2位 運動会 21.1%
3位 合唱コンクール 13.9%
4位 球技大会 5.6%
5位 文化祭 5.3%
■マラソン大会
・「一カ月ぐらい体育がマラソンだったので」(48歳/電機/技術職)
・「短距離は速い方だったのですが、長距離走は苦手だったので、毎回後ろのほうだったから毎年出るのが嫌だった」(41歳/自動車関連/技術職)
・「長距離が苦手でなおかつ、10kmを1時間で走りきらないとまた後日走らされる」(22歳/その他/その他)
・「疲れるし休んだら内申書の評価を下げると先生が脅していたから」(25歳/農林・水産/技術職)
■運動会
・「足が遅かったので全員参加の徒競走が憂鬱だった」(50歳以上/その他/販売職・サービス系)
・「スポーツが苦手で友達に笑われるのが嫌だった」(50歳以上/電機/事務系専門職)
・「組み立て体操の練習が裸でスパルタ式だったのでとても嫌でした」(43歳/医療・福祉/営業職)
■合唱コンクール
・「音痴で歌が下手なので、合唱の放課後練習がイヤだった」(35歳/機械・精密機器/営業職)
・「歌うのが恥ずかしい」(23歳/電機/技術職)
・「中学生時代にして声変わりせず、一人だけ高い声を発していたから」(42歳/機械・精密機器/技術職)
■球技大会
・「出来もしないのにチームに入れられるから」(27歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「球技は全くできない……ボールをキャッチできないし、飛ばないから、エラーばっか」(25歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「高校一年のとき野球のメンバーに選ばれてエラーをして負けていろいろ言われたのがトラウマ」(45歳/ソフトウェア/技術職)
■文化祭
・「ダンスやミュージカルの出し物を行うが、緊張して文化祭を楽しめる気にはなれなかったため」(25歳/情報・IT/技術職)
・「一緒に回れる人がいなかった」(32歳/機械・精密機器/技術職)
・「みんなの輪に入れないので孤立していた」(36歳/機械・精密機器/販売職・サービス系)
■その他
・「寒稽古: 高校で冬に男子限定の武道でやったが、6時半開始と早すぎ……1日だけやる意味もわからなかった」(25歳/その他/その他)
・「水泳大会: 泳ぐのが苦手だったから」(49歳/情報・IT/事務系専門職)
・「写生会: 絵が下手だから」(44歳/情報・IT/技術職)
■総評
憂鬱だった学校行事、男性編の1位は「マラソン大会」だった。「走るのが苦手だった」「長距離が嫌い」という声が多く、中には25kmという過酷なマラソンがあったという人もいた。短距離は得意だが長距離が苦手だったという男性も多く、「負ける」という事実が許せない部分もあったようだ。特に、男性のマラソンは「10kmを1時間で走らないと走り直し!」「休んだら成績下げるぞ!」なんて、体育教師から課される容赦ないミッションもあり、これも憂鬱のタネだったようだ。
2位は「運動会」。「運動音痴でイヤだった」という声が圧倒的だったが、中には「応援団の熱がスゴすぎて」「組み立て体操が裸」「軍隊の訓練みたいだった」と、男臭い激しい運動会についていけない人もいたようだ。3位は「合唱コンクール」。男子たちの「人前で歌を歌うのが恥ずかしい」「練習がかったるい」という当時の気持ちも暴露されていた。また「一人だけ声変わりをしておらず、高い声で恥ずかしかった」という回答もあった。
4位は「球技大会」。球技が不得意なのに、チーム戦のためにメンバーに強制的に入れられてしまう、失敗すると周囲にも文句を言われる、という状況が耐えがたかったようだ。5位に入ったのは「文化祭」だった。ダンス、ミュージカル、劇といった「出し物が嫌だった」という声と、「準備が面倒だった」という声が目立った。また一緒に準備する仲間、お祭りを回る友だちがいない、という孤立感、疎外感がつらかった人もいたようだ。
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調査時期:2014年10月20日~2014年10月24日
調査対象:マイナビニュース会員 男性限定
調査数:266名
調査方法:インターネットログイン式アンケート