MM総研は30日、2014年度上期(4-9月)の国内携帯電話の端末出荷台数の調査結果を発表した。2014年度上期の端末出荷台数は、半期別で過去最低の1578万台だった。メーカー別ではAppleが601万台と半期別台数シェアで6半期連続1位になった。
2014年度上期の端末出荷台数は、1578万台で前年同期比4.1%減となり、過去最低だった前年同期の上期出荷台数を下回った。出荷台数減少の理由として、同社は以下の3点を指摘している。2013年度下期のキャリアによるインセンティブ施策により買い替え需要が前倒しになったこと、フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行の鈍化、スマートフォンの在庫調整。
携帯電話端末(フィーチャーフォン含む)のメーカー別出荷台数では、Appleが2011年度下期以降、6半期連続で首位に。2014年度上期の出荷台数は、前年同期比34.5%増の601万台で、シェアは同10.9ポイント増の38.1%となった。2位はシャープで231万台の出荷、シェアは14.6%、3位は京セラで178万台の出荷、シェアは11.3%だった。
スマートフォン別出荷台数は1位がAppleで601万台でシェアは57.2%、2位はシャープで130万台でシェアは12.4%、3位はソニーモバイルで113万台でシェアは10.8%だった。スマートフォンのOS別シェアはiOSが57.2%、Androidが42.8%だった。
2014年度通期の総出荷台数について、同社は3530万台で前年同期比10.4%減、スマートフォンは2510万台で同15.2%減、フィーチャーフォンは1020万台で同4%増になると予測している。
(記事提供: AndroWire編集部)