スカイマークは30日、2015年3月期決算(単体)の業績予想を下方修正し、最終損益は従来の3億5,400万円の黒字から136億7,600万円の赤字になる見通しだと発表した。赤字は2年連続で、赤字額は過去最大となる。

売上高は従来の1,044億4,000万円から882億9,500万円に、営業損益は従来の3億1,200万円の黒字から124億2,800万円の赤字に、経常損益は6億4,400万円の黒字から115億8,200万円の赤字に、それぞれ下方修正した。

2015年3月期通期個別業績予想数値の修正(2014年4月1日~2015年3月31日)(出典:スカイマークWebサイト)

エアバスA330-300型機の導入コストの発生、想定を超える円安の進行、燃料費の高止まりといった要因により、事業費が計画を大きく上回った。一方、売上高は競合他社との競争が激化し、旅客数および旅客単価が当初の計画に及ばず、計画を下回る見込みとなったという。

併せて発表した2014年9月中間決算(単体)によると、最終損益は前年同期の17億200万円の黒字から57億4,400万円の赤字に転落。売上高は前年同期比0.7%減の451億7,200万円、営業損益は43億8,700万円の赤字(前年同期は20億3,300万円の黒字)、経常損益は39億8,300万円の赤字(同33億6,100万円の黒字)となった。