京王グループの京王重機整備はこのほど、京王線笹塚駅南口隣接の旧京王重機ビル跡地に建設中の複合ビルについて、「メルクマール京王笹塚」の名称で2015年春に開業するとの見通しを発表した。

「メルクマール京王笹塚」完成イメージ

新ビルは地上21階地下2階で、1~3階は約40店舗で構成する商業施設「フレンテ笹塚」として、ファッション・ライフスタイルグッズをはじめ、グロサリーやカフェ、レストランなどバラエティに富んだ店舗構成になるという。5~8階は、各階最大70kVAまで供給可能な非常用発電機のほか、万が一の際にも72時間の事業継続が可能なBCP(事業継続計画)機能と制震性能を兼ね備えたオフィスフロアに。

10~21階はシングル向けの1Kからファミリー向けの2LDK~3LDKまで、ライフスタイルに合わせて選べる全236戸の賃貸住宅とする。11月1日から入居者募集を開始し、2015年春より入居開始の予定。

施設名の「メルクマール」は、ドイツ語で「目印」「指標」の意味。笹塚の地名は江戸時代に甲州街道の一里塚があったことに由来するといわれることから、この地にふさわしい語として選んだという。