トヨタ自動車は29日、5ナンバークラスミニバンにワンランク上の高級感を付与し、高級車の新たな選択肢として開発した新型車「エスクァイア」を発売した。
新型車「エスクァイア」では、「新上級コンパクトキャブワゴン」として、国内市場に新たなポジションを築くという。エクステリアはバンパー下部まで伸びる縦基調のフロントグリルをはじめ、めっき加飾が施されたドアハンドルやバックドアで、きらびやかさと存在感を表現。インテリアでは、インストルメントパネルからドアトリムにかけて合成皮革をあしらい、金属調加飾やステッチも採用するなど、上質さを追求している。
低床フラットフロアのパッケージによって、広い室内空間や優れた乗降性といったミニバンとしての高い基本性能を確保。ハイブリッド車ではJC08モード走行燃費23.8km/リットルを達成するなど、環境性能との両立も実現。ガソリン車も16.0km/リットルという高い環境性能を達成している。
グレード展開は「Xi」「Gi」の2種類。パワートレインは、2.0リットルの3ZR-FAE(直列4気筒DOHC)に「Super CVT-i」を組み合わせたガソリン車と、リダクション機構付のTHS IIを採用したハイブリッド車があり、駆動方式は2WD(FF)と4WDが用意されている。乗車定員は7人乗りもしくは8人乗り。価格は259万2,000~320万4,000円(税込)。