サイバー犯罪の恐怖を描いたハイエクスタシー・スリラー映画『ブラック・ハッカー』(11月22日公開)と、警視庁生活安全部サイバー犯罪対策課のタイアップがこのほど実現し、劇場や公式SNSを通じて、サイバー犯罪への注意を呼びかけることが決定した。
大ヒット映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで主人公のフロド・バギンズを演じた、俳優のイライジャ・ウッドが主演を務める『ブラック・ハッカー』。ワン・クリックで次々と凶悪事件に巻き込まれていくサイバー犯罪の恐怖を描いた作品で、イライジャ・ウッドが、事件に巻き込まれれていく主人公のニックを演じる。物語は、ニックが、映画のキャンペーンの一環で、人気女優(サーシャ・グレイ)と2人でディナーをするというサプライズに当選するところから始まる。
ニックが、ディナーを楽しみにホテルで待っていると、コードと名乗る男から電話があり、彼女の都合でキャンセルになったと告げられる。そして、お詫びとしてあるURLが届き、「リンクをクリックしてみろ」という指示に従ってクリックすると、彼女の"生"映像が流れ始める。さらに、コードからの指示は続き、ニックは想像を超えた計画に巻き込まれていることに気付き始める。
今回のタイアップは、本作のストーリーが、サイバー犯罪対策課が発信しているメッセージとも重なることから実現。相次ぐ個人情報流入事件や、アメリカでの最新映画大量ダウンロード問題、フィッシング詐欺事件、アダルト系サイトからの架空請求といった、サイバー犯罪への注意を呼びかける活動を行っていく。
予定されているのは、上映劇場へのタイアップチラシの設置や、『ブラック・ハッカー』公式SNSからの防犯情報の配信、本編前の犯罪防止動画の上映など。サイバー犯罪対策課は「映画のようにワン・クリックで人生を破壊しかねない現実が、見えない画面の向こう側にあります。サイバー犯罪のトラブルに巻き込まれないよう、防犯意識を持ってください」とコメントを寄せている。
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