エン・ジャパンは28日、「仕事のストレス」に関するアンケートの結果を発表した。同調査は8月28日~9月24日の期間、男女1,130名を対象に実施された。
「人間関係」で悩む人が多い
「仕事上のストレスをどの程度感じるか」を尋ねたところ、「強く感じる」(「かなり強く感じる」と「強く感じる」の合計)が66%で、「感じない」(34%)という回答を大きく上回った。
雇用体型別に見ると、正規雇用者は、「かなり強く感じる」が41%、「強く感じる」が39%と全体の8割がストレスを強く感じている。一方、非正規雇用者は「かなり強く感じる」は15%、「強く感じる」は49%であった。
「特にストレスを感じるのはどのような点か」という質問をしたところ、「上司との人間関係」(45%)、「同僚との人間関係」(40%)、「給与が低い」(26%)が上位になった。
雇用形態別に見ると、正規は「上司との人間関係」(58%)が最多であったのに対し、非正規は「同僚との人間関係」(42%)が最も多かった。
「上司との人間関係」に悩んでいる正規雇用者からは「努力より人間関係で評価が決まるので、モチベーションが下がる」「達成目標が明確でなかったり、人間関係が足を引っ張って目標に向けて一致団結できなかったり、全く向いてない仕事の応援業務などに呼ばれたときに強くストレスを感じる」「既に取り組んでいることを、新たに取り入れてやってほしいと上司に言われることがよくあり、報告書をみていないのかと、ストレスに感じることがある」という声が寄せられた。
「同僚との人間関係」にストレスを感じている非正規雇用者からは「合わない同僚がいてお昼の休憩時間に何か会話をしなければならないのが苦痛」「女性ばかりなので、少し失敗しても、かなり強い口調で怒られる…他人のうわさ話ばかりしてるので、うんざりする」「対抗意識を持たれてしまって、こちらが友好的なよい関係を作ろうと努力しても、無視されたり、いやなことを言われたり、気分が悪い思いをさせられている」「会社の人たちが余りに仲良すぎて、その雰囲気になじめない」という意見が上がった。