いすゞ自動車は28日、中型トラック「フォワード」と大型トラック「ギガ」の一部車型を改良して発売した。

新型「フォワード」

新型フォワードでは、車内搭載のカメラが車線に対する車両位置を検出し、車線を逸脱した場合に警報音とメーター表示による警告を発する「車線逸脱警報装置(LDWS)」をオプション設定。同装置の中型トラックに対する設定はクラス初とのこと。また、横滑りや横転を抑制する「車両安定性制御システム(IESC)」のオプション設定も行われている。

誰にでも簡単なエコドライブを実現する装置として、通常の運転操作でエンジンの自動停止と再始動が可能な「ecostop」の標準装備(一部車型を除く)も実施。積載状態や道路勾配を自動判別し、走行状況に合わせて馬力や加速度を制御するECONOモード機能の向上も行われ、GVW8トンクラスおよびGVW20トンクラスにおいて大幅な軽量化も実現した。フォワードの価格は、F-CARGO・GVW8トン車フルキャブ・リーフサスペンション(車型 : TKG-FRR90S2)の場合で、1,105万2,720円(税込)。

新型「ギガ」

新型ギガでは、今までオプション設定としてた安全装備の標準化を実施。標準化されたのは、従来のオートクルーズ機能に加えて先行車を検知すると設定された車間距離を自動的に維持する「ミリ波車間クルーズ」、先行車や渋滞末尾等の停止車両への接近に対し警告を発し、追突が避けられない場合は自動ブレーキが作動する「プリクラッシュブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)」、横滑りや横転を抑制する「車両安定性制御システム(IESC)」となっている。

また、シャシとボデーを一体して軽量化を実現した新Gカーゴの投入や、3軸車に23トンショートキャブ仕様の新規設定も行われている。ギガの価格は、G-CARGO・GVW25トン車プリクラッシュブレーキ+IESC標準(車型 : QKG-CYL77A)の場合で、2,210万7,600円(税込)。