日本フードサービス協会は27日、2014年9月の外食産業市場動向調査の結果を発表した。それによると、9月の外食売上高(全店ベース)は前年同月比2.0%減となり、4カ月連続で前年を下回った。
客単価は前年同月比2.7%増と17カ月連続プラスとなったものの、客数は同4.5%減と8カ月連続のマイナス。 9月は、前年と比べ比較的天候は安定していたが、休日数が前年より1日少なかったことが客数に響いたほか、日本マクドナルドホールディングスの中国産鶏肉問題の影響が続いたことなどで客数が減り、売上高が減少した。
業態別に見ると、ファーストフード業態の全体売上高は前年同月比4.3%減と、4カ月連続のマイナス。業種別では、中国産鶏肉問題の影響を受けた「洋風」が同11.7%減と大幅に落ち込んだ。客数は同6.3%減、客単価は同2.1%増だった。
ファミリーレストラン業態の全体売上高は前年同月比1.5%増と、17カ月連続のプラス。業種別では、焼き肉が同8.1%増と好調を維持した。客数は同0.8%減、客単価は同2.3%増だった。
パブ・居酒屋業態の全体売上高は前年同月比3.7%減と、25カ月連続のマイナス。客数は同2.5%減、客単価は同1.2%減となった。
ディナーレストランの全体売上高は前年同月比4.1%増と、7カ月連続のプラス。客数は同3.3%増、客単価は同0.7%増となった。
喫茶業態の全体売上高は前年同月比1.3%増と、5カ月ぶりのプラス。客数は同2.2%減、客単価は同3.6%増となった。