浜乙女はこのほど、「おにぎり」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は、全国の10代~60代以上の男女を対象に9月12日から21日にかけてインターネットを通じて実施し、1,481人から有効回答を得た。
「おにぎりが好きか?」という質問に対して、「とても好き」と答えた人の割合は、世帯年収が高くなるほど高くなり、「お金持ちほどおにぎりが好き」ということが分かった。世帯年収1,500万円以上では、95.7% の人が「とても好き」と答えている。
「『家庭で作ったおにぎり』と『お店で買うおにぎり』のどちらを食べることが多いか?」という質問をしたところ、1,000~1,500万円の層を除き、世帯年収が高いほど手作りのおにぎりを食べている割合が高いことが判明した。
おにぎりが「とても好き」と答えた人の割合は、10代で88%、60代以上で65%と、10代と60代以上で23%の開きがあった。それに伴い、おにぎりの喫食頻度も年齢を重ねるほど減少する傾向が見受けられた。
世帯人数が多い家庭ほど、おにぎりが「とても好き」と答える人の割合が高い傾向に。このことから、子どもが多い家庭ほどおにぎりを作る機会が多く、その影響からおにぎりに親しみを持っていると予想されるという。3世代同居の家庭では、88.6%の人がおにぎりが「とても好き」と答えている。
「お店でおにぎりを買う」人の割合は男性ほど多く、未婚者ほど多いことが分かった。さらに「おにぎりとともに食べるもの」のアンケートでは、「カップ麺」の項目で男性の割合が高い結果となった。このことから「独身男性は、カップ麺とお店で買ったおにぎりを一緒によく食べている」という、独身男性の食事事情が見受けられるとのこと。
コンビニおにぎりの代名詞的存在であるツナマヨネーズは、若年層が好むということが分かった。年配層は昆布やたらこを好む傾向にあり、年代ごとにおにぎりの趣向の違いが存在することが明らかとなった。
「ご家庭のおにぎりはどんな形か?」という質問をしたところ、どの地域でも「三角形」が最も多かったが、他の地域に比べ、東北は丸型、近畿・中国は俵型の割合が高いことが判明。ただし、コンビニおにぎりは三角形が多いことから、この地域性は今後薄れていくものと見込まれるという。