日本銀行は27日、2014年9月の企業向けサービス価格指数(速報、2010年平均=100)を発表した。それによると、広告や運輸など企業間で取引する価格水準を示す企業向けサービス価格指数は前年同月比3.5%上昇の102.4となり、15カ月連続で上昇した。上げ幅は前月から横ばい。前月比は0.1%上昇と、2カ月ぶりに上昇した。
消費税を除いたベースでは前年同月比0.8%上昇の99.7と、15カ月連続の上昇。上げ幅は前月と同率だった。前月比は0.1%上昇と、2カ月ぶりに上昇した。
為替相場や海外景気の影響を受けにくい総平均(国際運輸を除く)は前年同月比3.5%上昇の102.3と、12カ月連続の上昇。上げ幅は前月と同率だった。前月比は0.1%上昇と、2カ月ぶりに上昇した。
業種別に見ると、運輸・郵便は前年同月比3.8%上昇し、寄与度も前月比で0.01ポイント上昇した。このうち、道路貨物輸送は前年同月比4.1%上昇し、寄与度も前月比0.02ポイント上昇、道路旅客輸送は前年同月比4.3%上昇し、寄与度も前月比0.01ポイント上昇した。一方、国内航空旅客輸送は同6.0%上昇したものの、寄与度は前月比0.01ポイント低下した。
広告は前年同月比3.1%上昇したが、寄与度は前月比0.01ポイント低下。このうち、雑誌広告は前年同月比で横ばい、寄与度は前月比0.02ポイント低下した。