シャープは24日、プラズマクラスターイオン発生機の新製品として、天井設置型の「IG-GTA20」と、ベッドサイド用の「IG-GBP1」を発表した。いずれもLEDライトを搭載している。発売はIG-GTA20が11月20日、IG-GBP1が11月6日。価格はオープンで、推定市場価格はIG-GTA20税別22,000円前後、IG-GBP1税別20,000円前後だ。

IG-GTA20(左)とIG-GBP1(右)

天井設置用の「IG-GTA20」

シャープはこれまでにも、プラズマクラスターイオン発生機として卓上用や車載用など用途や設置場所に応じた製品を発売してきた。このたび発表したIG-GTA20は、主にトイレでの使用を想定して、天井に設置する照明としても機能するようにLEDライトを搭載している。プラズマクラスターイオンを放出することで、トイレの床などに付着しているニオイ原因菌を除菌・消臭する。

IG-GTA20は、電源部に一般的な電球と同じE26口金形状を採用したことで、通常の電球のように取り付けられる。人感センサーを備え、人が入ってきた時に点灯し、人がいない時には自動で消灯する。また、消灯時にはプラズマクラスター運転を「強」モードで行う。

トイレなどに設置できるよう開発された従来モデル。電源コンセントがないトイレには設置できないという課題があった

フィルターは汚れたら付属のブラシで掃除する

トイレに設置した様子。電球のように取り付ける。光色は電球色だ

新製品説明会では消臭効果の実演があった。下方の白い皿にはニンニクのすりおろしが乗っている。小窓からニオイをかぐと、「なし」の方は強いニオイがあったのに対して、「あり」の方はほとんどニオイが消えていた

サイズはW102×D102×H220mm、重量は540g。適用床面積は約1畳相当。光色は電球色で、明るさは485ルーメン。消費電力と運転音は、LEDライト点灯時で9.7W/22dB、LEDライト消灯時で2.1W/38dB。

ベッドサイド用の「IG-GBP1」

IG-GBP1は、ベッドサイドに置いて使用するプラズマクラスターイオン発生機。寝ている間に「高濃度プラズマクラスター25000」を放出して肌をケアする「おやすみ運転」モードを搭載する。おやすみ運転モードは、顔にプラズマクラスターイオンを照射して、肌にツヤ・ハリを与えてキメを整えるというものだ。イオンを取り囲む水分子が肌表面に付着することで、この効果が生まれる。

おやすみ運転モードは、睡眠の邪魔にならないよう、運転音が18dB(目安として、木の葉のふれあう音が20dB程度だとされている)と低騒音になっている。LEDライトを搭載することで間接照明としても使用可能だ。LEDライトは、昼白色に比べて癒し効果が高いとするさくら色を採用。明・暗の2段階で明るさを切り替えられるほか、30分かけてゆっくり暗くなって消灯するタイマー機能も用意する。

ベッドサイドに設置した様子

赤みがかったさくら色(写真左)のLEDライトを採用。昼白色(写真右)のものは参考出展

右の電球マークボタンで明るさを調節する

フィルターは汚れたら掃除機などでゴミを除去する

また、枕などの寝具に高濃度のプラズマクラスターイオンを照射する「枕リフレッシュ運転」も搭載。汗のニオイや生乾き臭の消臭効果、ダニの死がいなどのアレル物質の作用抑制効果が見込める。枕リフレッシュ運転時の運転音は約33dBだ。

サイズはW176×D176×H175mm、重量は545g。適用床面積は約70cm。プラズマクラスターイオンの吹き出し方向を調節できるノズル、ユニット清掃ブラシが付属する。