西日本鉄道は、夜行高速バス福岡・北九州~東京線「はかた号」に2台の新型車両を導入する。西鉄グループの高速バスでは初めての試みとなる個室型シート(プレミアムシート)を4席設けるなど、これまで以上に快適さを追求した車両だという。

夜行高速バス「はかた号」新型車両の車体デザイン(画像はすべて西日本鉄道提供)

プレミアムシート

ビジネスシート

プレミアムシートは車両前側の4席で、座席幅50cm、ピッチ135cm。背面マッサージや電動リクライニング、レッグレストに加え、背面ヒーターや座面送風などの充実した機能を備えた本革仕様のシートを採用した。座席と通路の間には従来のカーテンに代わりパーテーションを設置し、完全個室化。除菌・消臭効果に優れた専用空気清浄機も備え付け、くつろぎのプライベート空間を実現する。各席備え付けの専用タブレット端末を車内Wi-Fiに接続すれば、インターネットや電子書籍の閲覧も可能だという。

車両中間は機能性に優れたビジネスシート(16席)、最後列は女性専用のビジネスシート(4席)。いずれの席もコンセント付で、車内Wi-Fiも全席で無料で使用できる。運賃は、基準となるビジネスシートが1万2,000~1万5,000円。女性専用ビジネスシートは1,000円引き、プレミアムシートは5,000円増となる。