ヤマハは10月23日、インナーイヤー型イヤホン「EPH-52」「EPH-R52」「EPH-32」「EPH-R32」「EPH-W32」「EPH-22」「EPH-R22」「EPH-W22」「EPH-RS01」「EPH-WS01」を発表した。11月上旬より順次発売され、いずれも価格はオープンとなっている。
「EPH-52」「EPH-32」「EPH-22」シリーズ
「EPH-52」「EPH-R52」「EPH-32」「EPH-R32」「EPH-W32」「EPH-22」「EPH-R22」「EPH-W22」はいずれも、新開発の8.5mmドライバーユニットを搭載するモデル。型番に「R」が搭載するものはスマートフォンなどの操作が可能なリモコン付きモデルで、「W」が付くものはBluetooth対応のワイヤレスリモコンが備えられたモデルだ。「EPH-W32」および「EPH-W22」は11月中旬発売で、それ以外は11月上旬発売となっている。
推定市場価格は「EPH-52」が8,000円前後、「EPH-R52」が9,000円前後、「EPH-32」が5,000円前後、「EPH-R32」が6,500円前後、「EPH-W32」が10,000円前後、「EPH-22」が3,000円前後、「EPH-R22」が4,000円前後、「EPH-W22」が8,000円前後(いずれも税別)。
ドライバーユニットには、高磁力のネオジムマグネットを使用。また振動板には高精度なヤマハ独自のタンジェンシャル・エッジが採用されている。実使用時の音量で振動板が最適に可動するよう、エッジ形状や振動部(ドーム)面積が設定され、広い帯域での再生が可能となっている。
ハウジングには、ドライバーと音導管が一直線上に並ぶ設計を採用。ドライバーの音がストレートに鼓膜に届く。また、フロント部にABS樹脂、リア部にポリカーボネートとABS樹脂の複合樹脂を採用。素材を異なるものにすることで不要な共振が低減され、音の濁りを解消する。
「EPH-52」「EPH-R52」では、マンガン合金をドライバーユニット周辺に塗布。タイトな低音とクリアな高域を再現する。「EPH-32」「EPH-R32」「EPH-W32」は豊かな中低域再生が実現されており、心地良いボーカルの音声を再現したり豊かな中低域を再生したりできる。「EPH-22」「EPH-R22」「EPH-W22」は迫力ある重低音再生が特徴のモデルだ。
「EPH-52」「EPH-R52」はマット塗装のハイグレードモデルで、「EPH-32」「EPH-R32」「EPH-W32」は光沢塗装が、「EPH-22」「EPH-R22」「EPH-W22」はイヤカフで装着性が向上している。
主な仕様はすべて共通。型式が密閉ダイナミック型で、ドライバー口径が8.5mm、インピーダンスが16Ω、出力音圧レベルが99dB±3dB、再生周波数帯域は20Hz~40kHzなっている。質量は「EPH-52」が12.5kg、「EPH-R52」が15.4.kg、「EPH-32」が12.5kg、「EPH-R32」が15.4kg、「EPH-W32」が22.5.kg、「EPH-22」が12.4g、「EPH-R22」が15.3g、「EPH-W22」が22.5gだ。プラグはL型3.5mmステレオミニ。
「EPH-RS01」「EPH-WS01」
「EPH-RS01」「EPH-WS01」は、耳の上部をケーブルと一緒に挟むことでランニング時でも外れたり引っ掛かったりしにくいスポーツ向けイヤホン。「EPH-RS01」がスマートフォンなどの操作が可能なリモコン備え付けタイプで、「EPH-WS01」がBluetooth接続対応モデル。発売は「EPH-RS01」のベージュカラーが11月上旬で、「EPH-WS01」のベージュカラーが11月中旬、「EPH-RS01」および「EPH-WS01」のライトブルーカラーが2015年1月中旬となっている。推定市場価格は「EPH-RS01」が5,500円前後、「EPH-WS01」が35,000円前後(いずれも税別)。
「EPH-52」などと同様に、高磁力のネオジムマグネットが用いられた新開発の8.5mmドライバーを搭載。また、ドライバーと音導管が一直線上に並ぶハウジング設計も「EPH-52」などと同様だ。
イヤホン本体には特殊なシートが用いられており、汗や水の侵入を防ぐ。また、イヤーピースには硬度が異なる2種類のシリコン素材が用いられ、音が通過する部分はハードシリコンにセレーション加工を施すことで強度と柔軟性が両立されている。これにより、形状を保持しつつ耳の穴にフィットし、またイヤーピースのつぶれによる音質劣化を防ぐことが可能だ。一方の耳に触れる部分にはソフトシリコンを採用。耳の穴の大きさに合わせて4サイズから選べるイヤーピースが付属しており、耳の奥までしっかりと装着することで、動いても外れにくくなっている。
主な仕様は2モデル共通。型式が密閉ダイナミック型で、ドライバー口径が8.5mm、インピーダンスが16Ω、出力音圧レベルが99dB±3dB、再生周波数帯域は20Hz~40kHzなっている。質量は「EPH-RS01」が15.3g、「EPH-WS01」が22.5gだ。プラグはL型3.5mmステレオミニ。