『インセプション』『ダークナイト』などで知られるクリストファー・ノーラン監督最新作『インターステラー』(11月22日公開)の最新映像と劇場用本ポスターが23日、公開された。
本作は、地球滅亡のカウントダウンが迫る中、人類の存亡を懸け、そして、愛する家族の未来を守るため、居住可能な新しい惑星を探すという重大な使命を任された人間たちのドラマを描く感動作。史上最大のミッションに挑む主人公のクーパーを、『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒーが演じる。
秘密主義のノーラン監督は、なかなか全貌を明かそうとしないが、このたび、最新映像と劇場用本ポスターが公開。映像では「君の娘さんの世代で世界は終わる」と告げられたクーパーが、意を決して宇宙へ飛び立ち、一面白銀の氷の惑星、山のような波が迫る水の惑星など、未開の地で冒険を繰り広げる様が描かれる。
撮影にあたっては、実際に極寒地でロケを行い、実物大の宇宙船も制作。撮影の技術顧問として、国際宇宙ステーションへ5回の飛行に携わった宇宙飛行士を招くなど、徹底的にリアルにこだわった。「僕はCGの宇宙船はどうしても嫌だったんだ。わざわざロケ撮影をするなら、その景観に実際に置ける物を作らなきゃ」とノーラン監督は振り返る。
また、ノーラン監督は「この映画ではあらゆることが描かれている。人が自分をどう定義づけるかとか、この世界において自分は何なのかとか。でも僕にとってこれは、父親であることの意味を描いた作品でもある」と明かす。そして、主演のマシュー・マコノヒーも「彼(監督)のこれまでのどの作品よりも野心的。それでいて、その壮大さに人間性と親密感が押しつぶされてはいないんだ。むしろ、この映画にはもっと人間の血が通っている」と絶賛している。
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