トレンドマイクロは22日、スマートフォン・タブレット向けセキュリティソフト「ウイルスバスター モバイル」の最新版を発表した。Google Playからアプリダウンロード前に不正アプリを検知する新機能を搭載した。同社オンラインショップで本日より発売、店頭では30日より販売を開始する。ダウンロード版の価格は1年版が税込3065円、2年版が同5637円。
「ウイルスバスター モバイル」は、iOS、Androidデバイス、Kindle Fireシリーズに対応するセキュリティソフト。不正サイトや不正アプリの対策、盗難/紛失時の端末探索やデータバックアップなどによりモバイルデバイスを保護する。
最新版ではAndroidデバイス向けの新機能が多く、アプリダウンロード時の不正アプリを検出する「ダウンロードブロック」が目玉となる。同機能は、アプリのダウンロード元から情報を取得し、同社のクラウド型アプリ評価サービスが保有する不正アプリの情報と照合し、Google Playから端末へアプリをダウンロードする前に不正アプリを検出するというもの。
このほか、設定された間隔で自動的にWi-Fiや4Gなどの通信をオン/オフし、電力消費を抑える「おまかせeco」機能、メモリ上に起動している不要なアプリのプロセスを無効にする機能、ウェブブラウザ等の閲覧履歴を削除する機能を搭載する。
iOS向けでは、3G/4G、Wi-Fi、ローミングの各通信量をチェックする新機能が実装される。
なお、Android向けのダウンロードブロックは10月28日より提供開始となり、ウイルスバスター モバイル利用者は無償でバージョンアップ可能。ただし、Andorid OS 4.0以上の端末が同機能に対応し、また、一部互換性のない端末がある。
同ソフトの対応OSは、iOS 7.0、7.1、8.0、Androidは2.3/3.0/3.1/3.2/4.0/4.1/4.2/4.3/4.4、Kindleシリーズの対応デバイスは、Kindle Fire、Kindle Fire HD、Kindle Fire HD 8.9、Kindle Fire HDX、Kindle Fire HDX8.9。
(記事提供: AndroWire編集部)