ヤマハは10月22日、ライティングオーディオシステム「Relit(レリット)」シリーズの新モデル「LSX-70」「LSX-170」を発表した。発売はLSX-70が11月中旬で、LSX-170が12月上旬。インテリアショップや家具店を中心に販売される。価格はLSX-70が45,000円、LSX-170が60,000円(税別)。
「Relit」シリーズは「Light and Music Relight Your Heart.」というメッセージの下、オーディオシステムと間接照明を一体化することで、空間を演出することが意図された機器。2013年11月に第一弾製品として「LSX-700」がリリースされており、今回のLSX-70とLSX-170は第二弾製品となる。
LSX-70、LSX-170ともに、LSX-700よりコンパクトサイズとなっており、円筒状のLSX-70はリビングや寝室など家庭内で好きな場所へ持ち運んで使用できるよう充電式バッテリーを内蔵する。一方のLSX-170は棚や卓上に据え置きで使用することが想定された円錐状のデザインが採用されたモデルだ。いずれも、Bluetooth接続対応により、スマートフォンやタブレット端末などから音楽をワイヤレス再生可能で、デザインはインテリア性が重視されたものとなっている。
LSX-70は上下対向に配置された4cmツイーターと5.5cmウーファーが立体感のある音場を作り出すのに加え、ヤマハ独自の低域補強技術「Extra Bass(エクストラベース)」が迫力ある豊かな低音を再現する。LSX-170は、しなやかな高域を奏でる3cmソフトドームツイーターと、力強い低域を再現する強力マグネット搭載の9cmウーファーで構成されている。
いずれも、専用アプリ「DTA CONTROLLER」に対応。照度を調整したり、タイマー設定した時刻に合わせてライトと音楽のオン・オフを自動で行ったりすることができる。
主な仕様は次の通り。LSX-70は実用最大出力がACアダプター使用時で10W×2、内蔵バッテリー使用時で5W×2、イコライザー特性がHigh / Mid / Low 各±10dB(「DTA CONTROLLER」使用時のみ調整可能)、使用LED数量が4個、ライト部の寿命(光束70%以下となるまで)が約36,000時間、ライトのみ点灯時の消費電力が8W、内蔵バッテリーでの再生時間が約8時間(ライト消灯、出力200mW時)、充電時間がスタンバイ時で約4時間、システムオン時で約7時間となっている。
LSX-170は実用最大出力が15W×2、イコライザー特性がHigh / Mid / Low 各±10dB(「DTA CONTROLLER」使用時のみ調整可能)、使用LED数量が11個、ライト部の寿命(光束70%以下となるまで)が約36,000時間、ライトのみ点灯時の消費電力が7Wだ。
2モデルとも、Bluetoothのバージョンは2.1+EDR、対応プロファイルはA2DP、対応コーデックはSBC、AAC、aptX。SCMS-T方式のコンテンツ保護にも対応する。Bluetooth以外の接続インタフェースは3.5mmステレオミニジャック×1を搭載。
LSX-70はサイズがW94×D94×H241mmで、質量が0.95kg、LSX-170はサイズがW271×D271×H290mmで、質量が3.3kgとなっている。