日昇は20日、同社が企画・販売を行う照明ブランド「BeauBelle(ボーベル)」にて、Tree to Greenおよびキシマとの3社で共同開発した、たき火の炎を再現する間接照明「TAKIBI(タキビ)」を発売した。
木曽檜をひとつひとつ切り出し職人が加工
同商品は、健康的でナチュラルなライフスタイルが再評価されていることを背景に、光が人に与えるリラックス効果を利用。たき火の持つ、落ち着いた雰囲気と穏やかで優しい光が睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を促進し、癒し・快眠効果につなげる効果を目指し企画開発された商品。
日本の住宅に設置された一般的な照明は、光が強すぎる場合が多く、メラトニンの分泌を抑制する方向に働くという。これが睡眠障害を引き起こす原因のひとつだとも言われていることから、同商品は、薪などでたき火をすると木が燃える時にその間から炎が立ち上る情景を光にして表現したフロアーランプとした。
曲面加工でひのきの木目を美しく見せ、さらに曲線カットしてピースを組み合わせる事で、その面にあたる光が柔らかなグラデーションとなり、暖かみのある炎のように感じられる効果を狙ったという。素材には、良質な木材を産出することで有名な長野県木曽地域の天然ヒノキを使用。同じく、地域で昔から残る伝統工芸の「ろくろ細工」の技術を採用し、通常では曲線的な加工が困難な木材を、職人の技を駆使して美しい曲線に仕上げた。
シェード部分は、1つの木から半球にろくろで削った後でひとつずつ切り出し、さらに糸のこぎりでカットしたのち、ひとつずつサンダー(木を研磨する加工機)で仕上げ、曲面を作り上げるという。
カラーはブラウン/ナチュラル。口金はE-17。光源は3W×1(LEDミニクリプトン球付属)。素材は木曽檜。重量は950g(電球含まず)。価格は3万7,028円(税別)。