ミュージカル『ウィズ~オズの魔法使い~』のAKB48グループメンバーオーディションの最終選考が21日、東京・六本木ブルーシアターで行われ、NMB48・梅田彩佳とAKB48・田野優花が主演のドロシー役に選ばれた。
審査前に、「ドロシーになりたい気持ちが強くなってきた。本番だと思って頑張ります!」と意気込みを語っていた梅田は、結果が発表されると手で顔をおおって涙を流し、「ファンの方が1番喜んでくれると思う」と感無量。一方、圧倒的なダンスを見せた田野は、梅田とWキャストとして名前が呼ばれると、嗚咽をもらしながら大号泣。「2人が落ちる理由が無い」と急遽Wキャストを決めたという宮本は、「2人の化学反応が楽しみ。良い意味でライバルになって」と激励の言葉を贈った。
オーディション終了後、報道陣の取材に応じた梅田は、「めっちゃうれしい!超うれしい!」と興奮冷めやらぬ様子で、田野も「夢が叶ってすごくうれしい。尊敬している梅田さんと一緒にやるということでワクワクしてます」と満面の笑み。また、2年前の初演オーディション最終選考で元AKB48・増田有華に破れた梅田は、その雪辱を果たし、「(増田)有華がすごい輝いていたので、楽しみで仕方がない」とニヤけつつ、15歳のドロシー役を演じるにあたり、「10歳下だけど、若々しくなるように頑張ります!」と息巻いていた。 2012年に元AKB48・増田有華主演で上演された本作は、児童文学『オズの魔法使い』を原作とした宮本亜門演出のミュージカル。最終選考には、メンバー108人の中から予選を勝ち抜いたAKB48の田野優花、横山由依、岡田奈々、NMB48の梅田彩佳、SKE48の高柳明音、JKT48の仲川遥香の6人が参加。審査員の宮本が見守る中、ダンスやセリフ、歌唱を披露し、主役の座を競った。