井の頭自然文化園では2015年1月12日まで、水生物園開園80周年記念企画展「武蔵野の郷土を語る小さな動物園の歩み」を開催している。
現在に至るまでの飼育生物や施設の変遷などを紹介
今から80年前の1934年5月5日、井の頭自然文化園の前身である井の頭恩賜公園動物園が、現在の水生物園の場所に開園した。同展は、その開園80周年を記念した企画展となる。
水生物館内特設展示場では、現在に至るまでの飼育生物や施設の変遷、保全と環境教育に関わる取り組みなどをパネルで紹介。また、ムサシトミヨやタガメなど、水生物館開館当初に飼育していた水生生物の展示や、1947年に水生物館で撮影されたムサシトミヨの繁殖行動の記録映像「魚の愛情」の上映を行っている。
さらに今後、昔と今の園内の様子が比べられるパネルを水生物園内の各所に設置する予定(現在準備中)。武蔵野に親しみのある動物の展示に始まり、今なお「郷土を語る小動物園」として多くの人々に愛され続けている水生物園の歩みを観覧できる機会となる。
会期は、10月11日~2015年1月12日。会場は、同園 水生物園水生物館特設展示場(東京都武蔵野市御殿山1-17-6)。展示生物は、ムサシトミヨ、タガメ、ゲンゴロウ、オオクチバス、アカハライモリ、ウシガエル。