NTTドコモ、KDDI/沖縄セルラー電話(au)は23日に、ソフトバンクは11月下旬に発売するAndroidスマートフォン「Xperia Z3」。各社とも機種代金を発表したが、MNPによる乗り換えであれば3キャリア共通で「実質負担額0円」としている。ただし、au、ソフトバンクでは、意外な落とし穴があるので注意したい。

au(右)、ソフトバンク(左)とも「実質負担額0円」としているのだが……

3キャリアともMNPによる乗り換えで「Xperia Z3」を購入する際、指定の料金プランに加入することで毎月の利用料が割引きされる。NTTドコモは「月々サポート」、auは「毎月割」、ソフトバンクは「月月割」がそれにあたる。また、ドコモでは、「Xperia Z3スタートキャンペーン」も用意され、購入者に自動適用される。

これらの割引き・キャンペーンが適用されることで、各社とも端末代実質負担額は0円になるとしているが、au、ソフトバンクについては少し注意が必要だ。両社とも「端末代実質負担額0円」にするには、月額定額制の有料のオプションサービスへの加入が必要となる。auでは月額税込み(以下同)401円のスマートフォンユーザー向けのコンテンツサービス「auスマートパス」、ソフトバンクではアプリがダウンロードし放題になる「App Pass」(月額399円)だ。

「au スマートパス」

「App Pass」

各サービスに加入すると、「毎月割」、「月月割」の割引き額がアップし「端末代実質負担額0円」になる。しかし、各サービスの利用料金額は、「毎月割」、「月月割」の割引き額アップ幅を上回るため、auは77円、ソフトバンクは29円、サービス利用料が毎月請求される。両社のWebサイト上では、この額については明記されておらず、計算することで初めてわかる。わずかな額とはいえ、毎月サービス利用料が生じることに留意しておきたい。

両社とも注意書きはしているが、サービス料金が請求される

(記事提供: AndroWire編集部)