新関西国際空港会社は20日、2014年上半期(4~9月)の関西国際空港および大阪国際空港の運営概況(速報値)を発表した。それによると、関空国際線の外国人旅客数は前年同期比31%増の321万4,807人、日本人旅客数は同5.0%減の316万6,850人となり、外国人旅客数が日本人旅客数を初めて上回った。

外国人旅客数が300万人を超えるのは初めて。3期連続で前年を上回り、上半期として過去最高を記録した。一方、日本人旅客数は2期連続で前年を下回った。

関西国際空港概況(出典:新関西国際空港Webサイト)

国際線の旅客数は前年同期比10%増の654万4,995人と3期連続の増加。国際線の通過旅客数は同2%減の16万3,338人だった。国内線は同6%増の318万9,846人と3期連続の増加。国際線と国内線の合計は同8%増の973万4,841人と3期連続で増加し、13年ぶりに900万人を突破した。

国際線旅客便の発着回数は前年同期比12%増の3万9,279回、国内線旅客便の発着回数は同7%増の2万3,049回だった。

併せて発表した2014年9月の運営概況(速報値)を見ると、関空国際線の日本人旅客数は前年同月比7%減の56万8,470人と9カ月連続の減少。外国人旅客数は同34%増の49万5,650人と31カ月連続で増加し、9月として過去最高を更新した。

一方、大阪国際空港は上半期の国内線旅客数が前年同期比5%増の738万7,122人、旅客便発着回数が横ばいの6万8,223回。9月の国内線旅客数が前年同月比7%増の128万2,811人、旅客便発着回数が同1%増の1万1,055回となった。