Googleは20日、2014年6月に開始した「海からのストリートビュープロジェクト」において、夏から秋にかけて三陸海岸の景観をとらえたストリートビューを公開した。
このプロジェクトは、2011年の東日本大震災で地震や津波の大きな被害を受けた地域を撮影し、その様子をパノラマ画像で記録する「東日本大震災デジタルアーカイブプロジェクト」の一環として行うもの。陸からのストリートビューに海からの視点を追加し、三陸の景観を記録することを目的としている。
公開するのは6月~9月にかけて撮影した画像。地域は、大槌、釜石、大船渡、陸前高田、気仙沼、南三陸、雄勝、塩竈の8エリアだ。「海からのストリートビュー」のパノラマ画像は、Googleマップ、Google Earth、Googleマップのビューで閲覧できる。
撮影は、漁船に「トレッカー」を設置して行われた。経験豊富な漁師の方々が、養殖場や岩礁を避けつつ、可能な限り陸地に近づきながら操舵。総撮影距離は400kmにおよぶという。
提供:Google