三菱重工業と三菱航空機は10月18日14時より、YS-11以来約50年ぶりの国産旅客機かつ初の国産ジェット旅客機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)の飛行試験用機体披露式典をインターネットを通じて生中継を実施。その瞬間、ネットユーザーたちもまた、歓喜のつぶやきを続投している。
「日本の航空産業復活の時」
ロールアウト式典は、機体の最終組立工場である三菱重工業の小牧南工場(愛知県)にて行われた。なお、この工場は半世紀前、YS-11がロールアウトされた場所でもある。
式典は三菱重工業取締役会長・大宮英明氏によるあいさつで幕を開けた。大宮氏は、「MRJの開発には、会社の屋台骨を揺るがしかねないほどのリスクがあった。しかし今、世界に誇れるメイドインジャパンが、ようやく夢から現実に変わろうとしている」と述べ、日本の航空業界そして政界関係者とともに、日本から世界に羽ばたくMRJの門出を祝った。
今回の式典は屋内で行われたため、工場周辺からは見学できないようになっていたが、生中継はユーストリームを通じて実施。その瞬間・瞬間に、ネットユーザーはからは歓喜のつぶやきが連なっていた。
「映像がやばいわ」
「日本の航空産業復活の時」
「感涙を禁じえない・・。」
「おぉ~ もう音ズレはどうでもいいやw」
「技術者の皆さんありがとう」
「このクラスのRJの標準的デザインだけどカラーリングもあってかかっこいい」
「やっぱスマートだなぁ」
「思ったよりグラマラスな感じね」
「太陽に輝く垂直尾翼、美しい。」
「俺たちが作ってるパーツはどこに?」
「MRJの登場格好良すぎて涙出そ」
「MRJイケメンすぎる!」
「まるで結婚式の挨拶みたいだな。」
「早くANA・JALのカラーに塗られたMRJを見てみたい!!」
「どんどん海外エアラインに売り込んでいこう、MRJ!」
「それでは今度は初飛行で。」
今回の生中継は14時~14時30分という限られた時間であったため、「終了していた」などと中継に間に合わなかったネットユーザーからのつぶやきもあったよう。
「素晴らしい式典でした」
「これだけか…ちょっと物足りない」
「配信ありがとうございました!録画の公開もぜひお願いします!!」
「MRJ思った以上にトビラが大きくて、かつ四角い。乗降性に優れることだろう。窓も大きく四角く、展望がよいだろう。その快適性、経済性とともに、運行会社はもとより、ユーザーからももおおきな支持を集める筈だ。」
「初飛行とかは見れないんけ?」
「やっぱりものがあるといいね。それでは今度は初飛行で。」
「社員のみんなの苦労に拍手」
MRJは現在、飛行試験用初号機の強度をテストしている段階であり、初飛行は2015年春を予定している。2017年の商用化を目指して開発を進めており、ローンチカスタマーであるANAに25機が納入される。なお、JALグループもこの8月に32機導入することが決定し、2021年中をめどにJALグループのジェイエアによる国内線での運航を計画している。
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