JR西日本は17日、尼崎駅増設橋上駅舎の供用開始について発表した。11月29日から供用開始し、「セブン-イレブン ハート・イン」など8店舗が新たに開業する。
JR尼崎駅は東海道本線(JR神戸線)と福知山線(JR宝塚線)、JR東西線が接続し、特急「こうのとり」をはじめ、新快速や丹波路快速なども停車する駅。乗客は増加傾向にあり、「尼崎市統計書25年版」によれば、2012年度の1日平均の乗客数は4万1,793人だったという。
同駅では2013年2月以降、ラッシュ時の混雑緩和などをめざし、橋上駅舎の増設・ホーム屋根の延伸工事が行われてきた。今年6月28日、ホーム大阪寄りの乗換通路が先行して供用開始されており、11月29日から増設橋上駅舎が供用開始されることで、改良工事は完成を迎える。既存橋上駅舎の延床面積が約1,700平方メートルだったのに対し、新設される橋上駅舎の延床面積は約2,700平方メートル。自由通路を挟んで東西両側に改札口(既存の西口改札と新設の東口改札)が設置される構造となる。
増設橋上駅舎の供用開始に合わせてオープンする8店舗のうち、「セブン-イレブン ハート・イン」「駅クオール薬局」は改札外から利用可能。「エキマルスイーツ(期間限定スイーツ店)」「マネケン」「ブックキヨスク」「麺家」「デリカフェ エキスプレス」「3COINS」の6店舗は改札内に設置される。駅ナカ店舗については、ジェイアール西日本デイリーサービスネットとジェイアール西日本フードサービスネットが運営を担う。
あわせて尼崎駅のホーム屋根も延伸される。1・2番ホームと7・8番ホームは12両編成対応、3・4番ホームと5・6番ホームは10両編成対応になるとのこと。