オーディオテクニカは10月16日、Bluetoothを採用したワイヤレスヘッドセット4製品とワイヤレスヘッドホンアンプ「AT-PHA50BT」を発表した。Bluetoothヘッドセットのラインナップは、SOLID BASSシリーズのオーバーヘッドタイプ「ATH-WS99BT」、SOLID BASSシリーズのインナーイヤータイプ「ATH-CKS77XBT」「ATH-CKS55XBT」、スポーツ向け防水モデルの「ATH-SPORT4」。
発売日はAT-PHA50BTが11月14日、ATH-WS99BTとATH-CKS77XBT、ATH-CKS55BTが11月21日、ATH-SPORT4が12月12日。価格はいずれもオープンで、推定市場価格はAT-PHA50BTが13,000円前後、ATH-WS99BTが28,000円前後、ATH-CKS77XBTが15,000円前後、ATH-CKS55BTが9,000円前後、ATH-SPORT4が13,000円前後となっている(すべて税別)。
重低音を楽しめる「SOLID BASS」シリーズのワイヤレスモデル
ATH-WS99BTは、φ53mmの大口径ドライバーを搭載したオーバーヘッドタイプのBluetoothヘッドセット。新設計のアルミ製エクストラチャンバーメカニズムの採用で、音響密度を高めるとともに、ハウジングの中央にラウンドベースダクトを配置することで低音特性を向上させている。
Bluetoothのバージョンは3.0+EDR。対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPで、音声コーデックはSBCとaptX、AACを利用できる。
再生周波数帯域は8Hz~26kHzで、伝送帯域は20Hz~20kHz。インピーダンスは37オームで、出力音圧レベルは105dB/mW。
電源は内蔵のリチウムポリマー充電池で、充電時間は約3時間。フル充電の場合6時間以上の音楽再生と、最長約200時間の連続待ち受けが可能だ。3.5mmステレオミニジャックの入力端子を備えており、有線ヘッドセットとしても使用可能。長さ1.2mのスマートフォン用ケーブルも付属している。ケーブルを除いた質量は約275g。
「SOLID BASS」シリーズのインナーイヤーモデル
ATH-CKS77XBTとATH-CKS55BTは、それぞれSOLID BASSシリーズのインナーイヤーヘッドホン「ATH-CKS77X」「ATH-CKS55X」をBluetooth対応にしたワイヤレスヘッドセット。
構造的に独立した2つの空気室(チャンバー)を持つ「エクストラチャンバーメカニズム」を採用。また、イヤピースの位置を、通常と、より密閉度の高い位置に変更できる「2ポジションポスト」も採用しており、キレのある重低音再生を実現している。
ドライバーの口径は、いずれもφ12.5mmだが、ATH-CKS77XBTは、磁束密度の高いマグネットを使用した専用設計となっている。
Bluetoothのバージョンはいずれも3.0+EDR。対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPで、音声コーデックはSBC、aptX、AACを利用できる。電源は、内蔵のリチウムポリマー充電池で、充電時間は約3時間。フル充電の場合5時間以上の音楽再生と、最長約200時間の連続待ち受けが可能だ。
再生周波数帯域は、ATH-CKS77XBTが2Hz~25kHzで、ATH-CKS55BTは5Hz~24kHz。伝送帯域はいずれも20Hz~20kHzだ。出力音圧レベルは、ATH-CKS77XBTが106dB/mWで、ATH-CKS55XBTが105dB/mW。質量はそれぞれ30g、27gとなっている。
IPX5の防水性能を持つスポーツ向けのBluetoothヘッドセット
ATH-SPORT4は、IPX5等級の防水性能を持つスポーツ用のBluetoothヘッドセット。汗や雨などの影響を受けないだけでなく、水道やシャワーでの水洗いも可能だ。360度フレキシブルイヤハンガーを装備しており、激しいスポーツ時でも安定した装着を実現している。
Bluetoothのバージョンは3.0+EDR。対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPで、音声コーデックはSBCを利用できる。電源は、内蔵のリチウムポリマー充電池で、充電時間は約3時間。フル充電の場合4時間の音楽再生と、最長約60時間の連続待ち受けが可能だ。
ドライバーはφ10mmで、伝送帯域は20Hz~20kHz。イヤーピースを除いた質量は約23gとなっている。カラーは、ブラックとレッドの2色が用意されている。
Bluetooth非対応のヘッドホンをワイヤレス化するヘッドホンアンプ
AT-PHA50BTは、Bluetooth接続専用のポータブルヘッドホンアンプ。Bluetoothに対応していないヘッドホンを、ワイヤレスで使用することができる。
Bluetoothのバージョンは3.0+EDR。対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSP、PBAP。PBAPに対応しているため、スマートフォンの発着信履歴にアクセスして、AT-PHA50BTから電話の発信を行うことが可能だ。音声コーデックはSBC、aptX、AACを利用できる。着信電話番号、電池残量、楽曲情報などを表示できる有機ELディスプレイも装備している。
伝送帯域は20Hz~20kHzで、最大出力レベルは50mW×2(16Ω、THD1%)。電源は内蔵のリチウムポリマー充電池で、充電時間は約3時間。フル充電の場合、約8時間の連続再生と、最長約100時間の連続待ち受けが可能だ。本体サイズはW39.6×D10.3×H69mmで、質量は約29g。