米Googleは15日(現地時間)、"Android L"と呼ばれていた次期Android OS「Android 5.0」を発表した。コードネームはLollipop。まずは同時に発表された新端末「Nexus 6」「Nexus 9」に搭載される。

Android 5.0は2014年6月に開催された同社の開発者向けカンファレンス「Google I/O」で、開発が正式に公開されたもの。新たに、明確な色使いや余白、シャドウなどを活かした立体的なUI体系「Material design」を採用することが特徴だ。

Android搭載の他デバイスやアプリとの通知・連携機能も強化され、PCやスマートフォン、タブレットなど、ユーザー側の全てのデバイスで柔軟に動作するマルチスクリーン戦略が採られている。このほか、64bitデバイスのサポート、セキュリティ機能の向上なども図られる。

同OSは新端末「Nexus 6」および「Nexus 9」で搭載されるが、これ以外に、「Nexus 4」「Nexus 5」「Nexus 7」「Nexus 10」ユーザー向けにも、米国で数週間以内にロールアウトされる予定(キャリアにより時期は異なる)。