ナガセ ビューティケァは、全国の20歳代~50歳代の働く女性を対象に「働く女性の『ストレス』に関する意識調査」を実施した。調査期間は8月23日~25日で、有効回答数は500人。
ストレスの原因は?
「現在ストレスがある、あるいはストレスがたまっていると実感しているか」と尋ねたところ、8割近くがストレスを実感していると回答した。現在のストレスの度合いは0%~100%でどのくらいか聞くと、最も多い回答は「70%以上100%」で、ストレスを感じている人はその度合いも高いことがわかった。ストレスの度合いの全体平均は63.5%となっている。2007年に行った調査結果では「人間関係」(47.3%)が1位、「仕事に関すること」(28.4%)が2位と、順位が逆転する結果となった。
ストレスの原因について聞くと、「仕事に関すること」(45.6%)が1位、「人間関係」(23.0%)が2位だった。「ストレスの原因になりやすいこと」についての設問では「職場での人間関係」(55.4%)が1位で、2位が「将来に対する漠然とした不安」(44.8%)、3位が「収入が少ない」(33.8%)だった。
ストレスに対する対処方法について尋ねたところ、最も多い回答は「睡眠・休息をたっぷりとった」(93人)だった。2位は「趣味・好きなことに打ち込んだ」(86人)、3位は「好きなものを食べた・お酒を飲んだ」(67人)となっている。
ストレスある人の睡眠時間は短い傾向に
ストレス対処方法の1位となった「睡眠・休憩をたっぷり取る」だが、「ストレスがある人」と「ストレスがない人」で睡眠時間を比較すると、「ストレスがある人」の睡眠時間は短いことがわかった(ストレスがある人の平日の平 均睡眠時間は5.9時間、「ストレスがない人」は6.2時間)。
睡眠時間の最小値を比較しても、「ストレスがない人」は最低でも4時間は睡眠時間を確保しているのに対し、「ストレスがある人」は2時間しか寝ていない人もいる。休日の睡眠時間は、「ストレスがある人」の平均時間は「ストレスがない人」を上回り、さらに最大では14時間も寝る人がいるなど、「ストレスがある人」は休日に寝だめする傾向があるようだ。