冷静で知的なイメージが先行する「文化系」。分かりやすいイベントや熱いスローガンでまとまる印象が強い「体育会系」と違って、どんなことで一致団結する気持ちになるのだろうか。今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、文化系が一致団結するにはどうすればいいと思うか聞いてみた。
Q.文化系が一致団結するにはどうすればいいと思いますか
■やはり文化系も分かりやすさ
・「イベントなどで苦労をともにし、乗り越えること」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「大会や雑誌に載るなど目標を決めて共通の意識を持つこと」(24歳女性/情報・IT/技術職)
・「部署の旗とか共同制作する」(32歳女性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「コンクールに出場する」(26歳女性/情報・IT/営業職)
・「ゴールをしっかり定める」(30歳男性/機械・精密機器/技術職)
■趣味の共感が大事か
・「カラオケに行く」(32歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「サブカルで盛り上がる」(36歳男性/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)
・「共通で楽しめるケータイゲームとかをやる」(30歳男性/情報・IT/技術職)
・「読書会など、文化的な集まりをすること」(36歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「1枚の作品を合同で作ってみる、合唱をする」(28歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「楽器をひく」(25歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「オタクな文化祭でもやってはどうか」(54歳男性/電機/技術職)
■日々の積み重ね
・「コミュニケーションを細かく取る」(38歳男性/情報・IT/技術職)
・「とにかく雑談」(32歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
・「文化系あるあるを語り合う」(22歳男性/機械・精密機器/営業職)
・「まず、本音を吐き出せるような食事会などを開いて仲良くなるべき」(28歳女性/金融・証券/販売職・サービス系)
・「飲み会を何度か開く、意思疎通を行う」(28歳女性/医療・福祉/専門職)
・「SNSの活用」(26歳男性/小売店/営業職)
■個人も尊重しつつ
・「お互いあまり干渉せずに団結する」(28歳女性/金融・証券/営業職)
・「それぞれの目標を立てて達成するようにしていくこと、個人戦」(31歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「ご褒美は自由に選べるようにする」(32歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「お互いの不得意分野を補い合えばいい」(31歳女性/その他/事務系専門職)
■理詰めで団結
・「インテリを中心に置く」(26歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「リーダー的な役割の人を作らない」(35歳男性/情報・IT/技術職)
・「ノリではなく冷静にメリットを共有すること」(27歳女性/機械・精密機器/技術職)
・「褒美と悪知恵」(31歳男性/その他/専門職)
・「体育会系に共通敵をつくる」(22歳女性/その他/その他)
■一致団結は不要!!
・「しなくてもいいと思います」(32歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「どうやっても無理だと思います」(30歳男性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「一致団結する必要性があるのか? する必要性はないと思う!」(57歳男性/情報・IT/技術職)
・「一致団結は不可能、競争社会の方が稼げるので良い」(28歳女性/情報・IT/経営・コンサルタント系)
・「無理だとあきらめた方が早いよ」(22歳女性/医療・福祉/専門職)
■総評
文化系が一致団結する方法、まずは体育会系と同様に「分かりやすいイベントが1番」という声が上がっていた。大会やコンクールに出場したり、共通の目標に向かってみんなで意識を共有するというのは、○○系関係なく集団をまとめるための大事なしかけだろう。中には「みんなでデカ盛りメニューを食べる」「海を走る」なんて体育会系的な熱い意見もあった。
文化系らしいなと思ったのは「共通の趣味」に重きを置く人が多かった点。サブカル、ゲーム、読書、合唱、楽器など、文化的な内容を共有することで一致団結できる、という意見もあった。「オタクな文化祭をやったら?」なんてコメントもあったが、どこかの企業で取り入れてみてはいかがだろうか。
イベントではなく、日々のコミュニケーションが大事、という意見も。雑談をする、飲み会や食事で意思疎通を図る、これも○○系に限らない大事な部分だ。「文化系あるあるを語り合う」なんて楽しそう。
文化系には個を重視する傾向があるようで、「それぞれを尊重しつつ」というのは大事なコツのようだ。お互いに干渉しないようにゆるやかに団結する……なかなか難しそうだが、「文化系は個人戦の方が向いている」「リーダーを立てない」「ご褒美を選べるようにする」など、個を大事にしたほうがいいという意見は多かった。中には、「体育会系に共通敵を作る」なんて正しい意見も……。「一致団結なんてしなくていい」「必要ない」という声も非常に目立っていたが、これも個を重視する文化系スタイルか。
どの企業でも、実際のところは文化系・体育会系の人間が入り乱れて存在しているもの。お互いの長所と特性をしっかり理解しつつ、上手に付き合っていくための参考にしてほしい。
調査時期: 2014年9月26日~9月27日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性144名 女性156名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート