iPhone 6が発売されて数週間。そろそろ欲しい人の手には行き渡った頃だろう。いつものことながら、新しい端末を手にするのは楽しいものだ。ついiPhoneを触る時間も増えるというものである。

が、しかし、せっかく買ったiPhone 6をいつまでもそのままにしておくわけにもいかない。巷では、iPhoneをポケットに入れたまま座っていると曲がってしまったなんて話も聞くわけで、一刻も早く保護するためのケースを買わなければならないのである。

ということで、今回紹介したいのが、ロア・インターナショナルで取り扱っている「ZENUS(ゼヌス)」ブランドだ。Zenusは、レザーを使ったスマートフォンケースで人気のブランド。iPhone 6用ケースだけでも、16種類ものラインアップがあるという。大きく分けると、本革を使用したリッチなラインと、合皮を使ったお手頃価格のラインと、デニムやキャンバス地などのファブリックを使ったラインがある。今回は各ラインから1モデルずつご紹介していこう。

ZENUS Lettering Diary(レタリングダイアリー)

iPhone 6に装着

背面をしっかりと保護

表面を蓋をするように保護

まずはお手頃ラインの合皮ケースから。『ZENUS Lettering Diary(レタリングダイアリー)』だ。ご覧の通り、手帳型のiPhoneケースで、大きくなったディスプレイをがっちり保護してくれる。表面の素材はハンドメイド合皮で出来ていて、職人が手作業で仕上げた高品質なものだ。さらに『Lettering Diary』モデルだけの特徴として、表面に名前の通りレタリングの型押しが施されており、上質なブックカバーのような佇まいを見せている。なお、ケースの内側の素材はマイクロファイバー合成スエードが使われており、柔らかい手触りと高い保護力を両立させている。

吸い付くような手触り

手に持った感触も抜群に良い。合皮の表面は滑らかに仕上がっていて、手に吸い付くような感覚だ。グリップしやすく、iPhoneを裸で持つよりもホールド感は明らかに向上する。

また、蓋側の裏にはカードや紙幣などを入れることができるポケットが3カ所付いており、非常に使い勝手が良い。個人的には電車移動が多いので、いちいちカードケースを鞄から取り出さなくて良いようにSuicaを入れておきたいと思った。

留め具はマグネットになっている

カメラ部分

iPhoneを使わないときやしまっておくときは、当然蓋を閉めるわけだが、その場合の留め具がマグネットになっていて、近づけるとパチンと気持よく重なる。留め具部分にもよく見ると細かい模様が施されており、高級感がある。

四隅はかなりがっちりと作られているので外れる心配はない

ケース自体からiPhone 6が落ちないか不安だったので、逆さにしてみたり、振ってみたりと色々試してみたが、まったく問題なかった。写真だとそうは見えないかもしれないが、四隅がかなりがっちりと作られているので、自然落下するような事故はまずないだろう。ここでまた、Zenusの特徴が見られる。端末をはめ込むフレーム部分も、カバーと同じ生地でくるまれているのだ。Zenusではベースになるフレームをレザーで包み込んで密着させるという特殊技術を持っていて、これにより、カバーを開けたときの一体感や高級感を演出し、同時に、端末を傷つけず外れにくくしている。いいことずくめの仕様になっているのだ(ただし、Zenusのすべてのケースがこの製法で作られているというわけではない)。

電源ボタン

底面

天面

スピーカー部分はカッティングされている

それくらいしっかりしたケースなので、できればずっとつけっぱなしで使いたいと思うのが人情というもの。もちろん、そこも抜かりはない。電源ボタンやボリュームボタンはもちろん、イヤホンジャックやLightningコネクタなど、すべてのボタン・コネクタ部分はケースを付けたまま使用できるようになっており、通常の使用の範囲ではケースを脱着する必要はない。スピーカー部分にもカッティングされているので、ケースを閉じたまま通話が可能なのもありがたい。細部に至るまで、非常に考え抜かれた作りとなっている。

ZENUS Lettering Diary(レタリングダイアリー)には、ブラックバージョンも用意されている。よりシックで大人びた色合いは、ビジネスマンが普段使いするのにぴったりだろう。

精悍なブラック

ビジネスにはもってこいの質感だ

留め具はシルバー

こちらも表面にはレタリングの型押し

見た目は手帳のよう

大人が持ち歩くのにぴったりのデザインだ

続いて、本革を使ったリッチなラインから『ZENUS Vintage Diary(ビンテージダイアリー)』を紹介しよう。

ZENUS Vintage Diary(ビンテージダイアリー)

iPhone 6を装着したところ

留め具はマグネット

しっとりと手に馴染むヌバックレザー

職人により丁寧に作られている

こちらも手に吸い付くような革の感覚

『Vintage Diary(ビンテージダイアリー)』は、形こそ『Lettering Diary(レタリングダイアリー)』と似ているものの、革の質感や型押しがない点でデザインが異なるモデルだ。

『Lettering Diary(レタリングダイアリー)』がつるっとした合皮なのに対し、「『Vintage Diary(ビンテージダイアリー)』はクラシックなビンテージイタリアンの要素を取り入れたイタリア製天然ヌバックレザーが使われていて、しっとりした感触となっている。使い込むと色合いが濃くなり、柔らかくなっていくヌバックレザーの特性は、まさに本革ならではだ。

ビンテージブラウン色

より明るい色合いはゴールドやシルバーのiPhoneに合う

ゴールドの留め具

光沢がなく落ち着いた質感

高級なブックカバーを思わせる

しっとりした手触り

こちらもカードや紙幣が入るポケットが付いており、内側のマイクロファイバー合成スエードがiPhone 6をしっかりと保護してくれる。マグネット製の留め具や、すべての機能にケースを付けたままアクセスできる使い勝手の良さも変わらない。カラーリングはビンテージブラウンと、より深い茶色のダークブラウンの2色がある。どちらも革らしい風合いがあって魅力的だ。

最後に紹介するのは、少し毛色の違うiPhoneケース。ファブリック素材を使ったラインから『ZENUS Denim Vintage Pocket Bar(デニムビンテージポケットバー)』をピックアップ。

ZENUS Denim Vintage Pocket Bar(デニムビンテージポケットバー)

背面にはポケットが

ご覧の通り、こちらは手帳型ではなく、いわゆる普通のiPhoneケースタイプの形だ。ただし、素材は普通ではない。こだわり抜かれたイタリア製天然ヌバックレザーとデニム素材が使われていて、なかなか他では見かけない個性的な見た目となっているのだ。また、レザー部分はポケットになっており、やはりカードなどを入れることができるのが面白い。手帳型のケースはちょっと大げさで使いにくいけど、カードはiPhoneと一体化させておきたいというニーズに応えてくれる。

スリムながら保護力は高い

非常に軽く持ちやすい

デニム素材だけあって、手に持った感覚は他のiPhoneケースとはちょっと違って、不思議な手触り。デニム好きにはたまらない独特のフィット感がある。

底面はしっかり露出している

電源ボタン

ボリュームボタン

カメラ部分

デニムとヌバックレザーという組み合わせはデザイン的にも面白く、iPhoneケースで人と差を付けたいユーザーにはぴったり。また、機能面では何と言っても背面のポケットが面白い。カードを1枚装備できるかどうかで、iPhoneの使い勝手はグッと変わるからだ。

iPhone 6をデザイン面と機能面の両方で高めてくれるZENUSのケース。ライフスタイルに応じて自分にぴったりの製品を選びたい。

(提供:iPad iPhone Wire)