4ファン搭載の高速GTX 980

先週に続き、今週もオリジナルVGAクーラーを搭載したGeForce GTX 980グラフィックスカードが新発売。

まずASUSの「STRIX-GTX980-DC2OC-4GD5」は、お馴染み「DirectCU II」クーラーを搭載したモデルだ。セミファンレスの「ゼロノイズファン」機能が搭載されており、低負荷時のノイズを低減することができる。コアクロックは、リファレンスの1,126/1,216MHzから1,178/1,279MHzへと高速化されている。価格は80,000円~82,000円前後。

ASUSの「STRIX-GTX980-DC2OC-4GD5」。GTX 980でもSTRIXが登場

セミファンレスの「DirectCU II」クーラーを搭載している

GIGABYTEの「GV-N980G1 GAMING-4GD」は、トリプルファンの「WINDFORCE 3X 600W」クーラーを搭載している。高い冷却能力を活かして、コアクロックは1,228/1,329MHzへと、100MHz以上も高速になっている(ただし補助電源は8ピン×2個)。またグラフィックス出力が6端子に増えているのもポイントだ。価格は84,000円前後。

GIGABYTEの「GV-N980G1 GAMING-4GD」。カードサイズは31.2cmと長い

出力端子は、DVI×2、HDMI、DisplayPort×3の合計6端子を備える

そしてユニークなのがInno3Dの「iChill Geforce GTX 980 4GB Ultra(C98U-1SDN-M5DNX)」である。新型の「HerculeZ X4 Air Boss」クーラーを搭載したモデルで、これは一見するとトリプルファンなのだが、カードの側面を見るとさらに5cmの小型ファンが付いており、じつは合計4ファンだ。価格は84,000円前後。

Inno3Dの「iChill Geforce GTX 980 4GB Ultra(C98U-1SDN-M5DNX)」

新型クーラーの「HerculeZ X4 Air Boss」を搭載。デザインもユニークだ

側面のファンには、8mm径のヒートパイプが接続されており、基板上のメモリチップ等を冷却することができる。またメインファンのブレードも15枚に増えており、エアフローが20%向上しているという。コアクロックは1,266/1,367MHzと非常に速い。

こんな場所にもファンが。そのためカードは3スロット厚になっている

基板上のヒートシンクとヒートパイプで熱を逃がし、側面ファンで冷却

ミドルクラスでもTitanium!

玄人志向から、ミドルクラスの80 PLUS Titanium電源が登場、発売となっている。元々の消費電力が小さいため、節電の効果はそれほど大きくはないが、Titanium電源としては安いのは魅力かも。定格500Wの「KRPW-TI500W/94+ LE」と同600Wの「KRPW-TI600W/94+ LE」で、TSUKUMO eX.での価格はそれぞれ15,984円、18,144円だ。

玄人志向のTitanium電源。ミドルクラスもついに80 PLUS Titaniumに

製品パッケージはなぜか白箱。今後の再入荷はないかも、とのことだ