ダイハツ工業は14日、15年ぶりにフルモデルチェンジして9月2日に発売した軽商用車「ハイゼット トラック」の特装車両として、ダンプシリーズ、リフトシリーズ、保冷・冷凍シリーズ、配送シリーズの12車種を発売した。

「ハイゼット トラック 多目的ダンプ」

「ハイゼット トラック コンパクトテールリフト」

今回発売された特装車両は、全てにベース車で進化させた乗降性や広い室内空間、積載性、操縦安定性、防錆性能などの基本性能を持ち、さまざまな業種からの要望を取り入れた利便性や操作性に優れた特殊装備を搭載する軽商用車。

ダンプシリーズは、荷台低床化を実現して荷物の積み下ろしが容易になったほか、荷台ステップを車両左側に追加し、夜間の作業をサポートする大型荷台作業灯をオプション設定。リフトシリーズは、荷物昇降用プラットホームを約100mm拡張するなどしてコンパクトテールリフトの操作性を改善。保冷・冷凍シリーズでは、一部車両において架装メーカーとの連携事業を開始し、水抜き穴位置変更やエアリブ設定などのオプションを可能とした。配送シリーズは4WD車に低燃費かつ静粛性の高い電子制御式4ATを新設定している。

ハイゼット トラック特装車両の価格は、ダンプシリーズが123万1,200円~147万9,600円、リフトシリーズが116万6,400円~150万1,200円、保冷・冷凍シリーズが117万7,200円~235万4,400円、配送シリーズが103万1,400円~129万6,000円(いずれも税込)。