イタリアのアウトモビリ・ランボルギーニは、「ウラカン GT3」が、ヴァレルンガ(イタリア・ローマ)の「ピエロ・タルッフィ」サーキットで行われたテスト走行でトラックデビューを果たしたと発表した。

ランボルギーニ「ウラカン GT3」

同モデルの初調整を行ったのは、ランボルギーニ・スクアドラ・コルセの公式テストドライバーを務めるエイドリアン・ツォーグ氏とファビオ・バビーニ氏。ランボルギーニ・スクアドラ・コルセは最も過酷かつ著名な国際カテゴリーのひとつに参戦するレースカーの開発・製造に向けて、一歩前進を遂げた。

「ウラカン GT3」は、ランボルギーニが完全に自社で製造した初のGT3車であり、「ウラカン LP620-2 スーパートロフェオ」と同様、ダラーラ・アウトモビリ社の協力を経て完成した。2015シーズンから、「ウラカン GT3」はスパ24時間耐久シリーズをはじめとするヨーロッパ5都市で開催されるブランパン耐久シリーズに出場する。2016年には、北米およびアジアで開催される主要レースにも参戦する予定だ。

ジョルジオ・サンナ監督は、「今回の初テスト走行には大変満足しています。来たるシーズンに備えてまだ多くの課題を残してはいるものの、今回のパフォーマンスおよびテストの結果を見る限り非常に期待が持てます。国際的なGT3の大会で見劣りしないだけでなく、他をしのぐ存在となるに違いありません」とコメントしている。