ボーイングは10月13日、ワシントン州オーバーンの自社施設で737 MAX用の胴体縦通材の製造を開始したこと発表した。

胴体用縦通材は完成後、737 MAX初号機の胴体に組み込まれる

フライトテストは2016年

胴体用縦通材は、胴体の全長に取り付けられ全体の強度を保つ役割を担う。同縦通材は完成後、カンザス州ウィチタの施設に輸送され、737 MAX初号機の胴体に組み込まれる。なお、完成した胴体はボーイングのレントン工場に移動し、最終組み立て工程に入る。

737 MAXプログラムは予定通り順調に進捗(しんちょく)しており、2015年に初号機の最終組み立てを開始する予定で、完成機は2016年に実施されるフライトテストに使用される。

737 MAXは次世代737型機の派生型で、エンジンは最新のテクノロジーを活用したCFMインターナショナル社のLEAP-1Bを搭載している。現時点で最高の燃料効率性を有する次世代737型機と比較しても燃料消費量が14%削減、就航当初の次世代737型機と比較すると20%の削減となる。