ホットリンクと普千(中国・上海)はこのほど、2014年の国慶節期間中(10月1日~7日)に中国人が行った買い物について「新浪微博」データから分析した結果を発表した。
中国・国家旅行局の2014年国慶節ゴールデンウィーク旅行統計報告によると、国慶節7日間の旅行総収入は2,453億元。また、カード決済総額4,300億元に上り、食事やショッピングが多かった。
今回の調査で、中国人旅行者は連休中に日本で何を買ったか調べたところ、1位は「医薬品」で999件。以下、2位「化粧品」598件、3位「紙おむつ」293件、4位「目薬」231件と続いた。
医薬品の中で特に人気が高いのは、風邪薬、胃薬、便秘薬などで、独立してランクインしている目薬や冷却ジェルシート(9位)も含め、ドラッグストアで購入できる商品が目立った。書き込みでは「マツキヨ天国、みんな欲しい、安い全部買いたい」などの意見が見られた。
このほか、11位に「炊飯器」、12位に「魔法瓶」、14位に「文房具」がランクイン。品質がよく値段も手頃な日本で売られている炊飯器や魔法瓶は中国人旅行者の土産の定番となっているほか、バラエティーに富んで値段も安い日本の文房具は若者を中心に人気が高いという。
今回の調査結果から、中国人旅行者に人気の日本製品は、従来の家電から医薬品や化粧品等にシフトしつつあることが判明。また、1つの店舗で効率よく買える商品が人気であることも明らかになった。